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CMG中日対話(抜粋)~新たな質の生産力にみる中日協力

CRIPublished: 2024-08-09 12:45:34
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青海省海南州の砂漠に広がる太陽光パネル

一方、日本が世界に誇れるのは介護保険です。2000年に介護保険が導入され、すでにこの制度は定着しています。東京には、介護付き老人ホームが非常に多くあり、普通の市民でもそういった施設に入居できるようになっています。

ただし、この介護保険が公平かどうかについては検討の余地があります。たとえば、介護保険を受給する前に亡くなってしまう人にとっては不平等ではないか、といった批判もあります。日本は世界に先駆けてこの仕組みを実践しているため、いいところもあれば、問題点もあるでしょう。そういうことも合わせて、これから高齢化社会を迎える中国にとっては、参考になるのではないかと思います。

今回、番組の前半で農村の身の丈のイノベーションの話をしました。小さな農村のイノベーションにも、テンセントやHUAWEIなどの大企業による最先端のイノベーションにも、実は共通する部分があります。それは、イノベーションに従事する人たちの心構えと、行動です。常に自分の身の回りを少しでも良くしようという気概を持ち、実際にアクションを取っているところなどは、日本が学ぶべきものだと思います。

高齢化については、中国の方々の関心が介護サービスに偏っているように思っています。実は日本では高齢化の進展によって、社会や一般庶民の生活にありとあらゆる影響が出ています。日本が高齢社会に入った30年前、日本は参考にできる海外の事例がありませんでした。中国の皆さんは、日本や韓国などすでに高齢化に直面している国々に視野を広げ、参考にすることで、中国の将来に役立てることができるだろうと思います。

公園で練習する高齢者の合唱グループ

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