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CMG中日対話(抜粋)~新たな質の生産力にみる中日協力

CRIPublished: 2024-08-09 12:45:34
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■今後の中日協力についての展望は?

今後のエネルギー問題は、AIの活用によってかなり深刻になるとみています。特に生成AIの普及によって、データセンターの電力需要が増加しています。既存の従来型発電は環境負荷が大きいため、水素や核融合発電など、いかに環境負荷の小さいクリーンなエネルギーで賄うのかについては研究の余地があります。これは日本と中国だけではなく、世界各国が知恵を絞って取り組むべき課題だと思います。

私はこの点では、西村先生と違う見方をしています。人類にとって最重要課題は脱炭素化です。もしAIが電力を大量に消費するのであれば、そんなAIは本当に必要なのでしょうか。たとえば、人間の脳だと20ワットぐらいのエネルギーでできるタスクが、AIだと3000ワットかかるという話を聞いたことがあります。AIで省エネできるのであれば有効ですが、その逆ではどうなのでしょうか。

核融合や水素についても、私はそれほど楽観視していません。核融合は、ネットゼロが達成された2050年以降には有効な電力として登場するかもしれませんが、それ以前には多分間に合いません。水素も現状では、まだコストが高いです。

私は、中国も日本も一国主義の立場を取ってはいないと考えています。中国も日本も東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に参加しており、日本はCPTPPを主導しています。中国と日本は隣国であり、依然として深い経済の相互依存関係があります。

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