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CMG中日対話(抜粋)~新たな質の生産力にみる中日協力

CRIPublished: 2024-08-09 12:45:34
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私は二組のキーワードでお話ししたいと思います。

一つは、顕微鏡と望遠鏡。中国が日本から学ぶべきことは、な着眼点であり、日本が中国から学ぶべきことは、望遠鏡的な視点だと考えています。

もう一つは、商人文化と職人文化。たとえば、京都の従業員100人ぐらいの会社で、シリンダーのある部品で世界の6割のシェアを占めているところがあります。小さな会社がその技術によってスモールジャイアンツ(小さな巨人)になっている、こういう事例は日本にはたくさんあると思います。こういったところは、中国は学ぶべきものがあると思います。逆に、日本が中国から学ぶべきことは商人文化でなないでしょうか。売れるものを作ることです。良いものを作っても売れると限らないからです。

中国はとても大きい国であり、多くの日本人が見ているのは、その中のほんの一部にすぎません。だから、田舎の方に行けば、まだ全然解決できていないような社会課題があり、今後、改善が必要なこともたくさんあります。日本には日本の強みがあります。日本でこれまで培ってきたノウハウは、中国の問題解決に活かせると思います。

一方、日本が中国から学ぶところが大きいのは、デジタル分野、スタートアップ分野だと思います。中国には、多少の失敗やエラーを受け入れやすい環境があるように思います。たとえば、新しいアプリを使ってみて、ちょっとダメだったりしても、「まあ、しょうがない」と流すような傾向がある。これが日本だと、どうしても完璧を求めたがる。新しいサービスなどに対しては、もうちょっと寛容になって、受け入れるような心構えが重要ではないかと思います。

私は、人類共通の最大の課題は脱炭素化だと考えています。カーボンニュートラルに関しては、中国は2060年、日本は2050年までの実現に向けた取り組みを国際的に約束しました。日本と中国のこの取り組みを比較してみると、再生可能エネルギーの導入割合が、驚くべきことに、すでに中国の方が日本より比率が高くなっています。中国では昨年、自動車の32%がEVとなり、直近では、すでに40%超えていると聞いています。一方、日本の新車販売のうちEVは昨年たったの3%でした。中国はなぜこんなにスピーディーに再生可能エネルギーを増やせているのか、なぜスピーディーにEVに転換できているのかといった点について、日本には大いに学ぶべきところがあると思います。

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