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内山書店と中国〜変わらぬ絆と新時代の交流物語(前編)

CRIPublished: 2024-10-03 21:06:57
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中国では一度は閉店してしまった内山書店。しかし、2021年7月、東京内山書店の名称使用許諾を得て、「内山書店」の1号店が天津で開店しました。これは、天津出版伝媒集団が運営するもので、同系列の店は現在、天津、深センと合わせて4軒に上り、来年初めには北京で5号店の開店が予定されています。

2024年6月、中華図書特殊貢献賞受賞式で北京を訪れた内山籬さんと深さん

まもなく迎える新中国成立75周年を前に、現在、内山書店の会長を務める籬さん、社長の深さんらに話を伺いながら、内山家で代々受け継がれ、同時に、絶えず新しい章を書き加え続けてきた中国との交流物語について振り返ります。

■取締役会長・(父)内山籬さん 「歴史をつないでいくことは私の任務」

2024年6月、内山籬さん 中華図書特殊貢献賞受賞式の会場にて

上海内山書店創業者の甥で、現在はその取締役会長を務める内山籬さんの元に、この5月、中国から本人曰く「たいへん驚いた」知らせが届きました。それは、第17回中華図書特殊貢献賞の受賞を知らせるものでした。籬さんはインタビューでそのときの胸中を明かしてくれました。

「この賞は私自身にというよりも、100年余り前に上海で内山書店を作った私の伯父、内山完造夫婦、そして1935年に東京で内山書店を作った私の父、内山嘉吉夫婦に与えられたものと受け止めています。その歴史をつないでいくことが私の任務です」

■赤いハンカチを目印に 内山兄弟が上海で初対面

1929年の上海内山書店

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