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クブチ砂漠を行く~循環型砂漠対策を目指す太陽光発電事業

CRIPublished: 2021-07-14 18:10:00
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紹介によれば、据え付けたソーラーパネルは1枚につき、広さが2平方メートル。数にしてゆうに190万枚以上。1枚あたりの出力は古いものでは1枚につき300ワット、最新式では450ワットに改善されています。設置する際には3枚1組、広さにして6平米を一つの単元とします。稼働時間6時間で計算すれば、1日の発電量は5.4キロワットアワーに達します。なお、追尾式のほうが固定式よりは12~15%高いそうです。

ソーラーパネルの下にはジャガイモの小さな芽が顔を出し始めている

発電所の中を散策すると、まるで大型農場に身を置いているようです。ただし、栽培されているのは穀物や野菜ではなく、見渡す限り、青色のソーラーパネルです。パネルの下の畑には小さな芽が吹き出ていました。栽培されているのは薬用にもなる甘草のほか、ウマゴヤシなどの牧草、カボチャ、ジャガイモなどの食材もあります。発電所弁公室のスタッフ・李飛さんによりますと、太陽光パネル下では風速を1.5ミリ/秒和らげ、土壌の年間蒸発量を800㎜低減することができます。また、作物の灌漑にはマイクロドリップ(点滴)灌漑を導入しているため、普通の灌漑方法よりは9割以上も節水ができ、活着率も3割以上高くなります。さらに、甘草などの作物は、空気中の窒素を肥料に変える窒素固定の効果があり、長期の取り組みにより、土壌肥沃度を高める効果が期待されています。

植物だけでなく、発電所内では鶏、アヒル、羊やヤギも飼養されています。家畜は、作物の発芽期や若葉の成長期を除いて、基本的に放し飼いにしているそうです。

発電所内で飼育されるカシミヤヤギ

「スタッフが退勤した後、彼らは発電所を自分の庭先のように闊歩しています」と、微笑みながら屈所長は話しました。

家畜の中には、カシミヤがとれる「カシミヤヤギ」もいて、高い経済的効果も期待されていますが、そればかりでなく、「実用的なお勤めも期待されている」と屈所長は話してくれました。

「地上に設置されたソーラーパネルだと、草が一定の高さまで伸びると、発電の変換効率が低くなります。そういう余分な草を家畜たちに食べてほしいのです」

とことん合理性と循環性を追求している姿勢に深い感銘を受けます。この発電プロジェクトの創意工夫はこういうところに止まることなく、地域再生との強い連携にも特色が見出せます。

多年草の甘草は今年で3年目となる

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