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クブチ砂漠を行く~循環型砂漠対策を目指す太陽光発電事業

CRIPublished: 2021-07-14 18:10:00
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杭錦旗内の国営製塩工場が前身の「億利(Elion)」社は、1988年、自社製の塩を遠回りせずに市場に送り出すために、旗内で初めて砂漠横断道路の整備に乗り出しました。砂防工事と砂漠緑化など、生態修復に地道に取り組み続けてきたことが砂漠での発電所建設を可能にしたと言えます。

次は、敷地内の地盤整備です。移動砂丘のままだと、その上は普通の車では走れません。人間が歩く時は雪の上を歩くがごとく、足がすぐに砂の中に埋まってしまい、早く移動できません。屈所長の話では、ソーラーパネルを設置する前には、将来、構内での作物栽培を視野に、まずは10センチほどの赤い土をかぶせました。且つ、道路の予定地には、車の走行と人が歩行できるようにするため、砂利を被覆して簡易道路として固めました。

発電所の中の道路

小規模ならまだしも、対象となる用地は10万ムー(約67平方キロメートル)もの広さを考えると、度肝を抜かれる話です。今、広大な発電所の中はブロックごとに道路が整備されており、アスファルトの舗装はしていないものの、固さは普通の道路と同じで、人間が違和感なく歩くことができる上、大型トラックも普通に走行しています。整然とした「いらかの波」が完成するまでには、見えないところで汗みどろの奮闘がありました。

■クブチ砂漠初の太陽光発電プロジェクト、循環型産業を目指す

屈玉文所長の話では、ここは億利社が手掛けた初めての大型砂漠太陽光発電事業です。そのため、様々な模索が行われているそうです。

「単結晶シリコンは地面に反射した太陽光でもう一度発電できる」と屈玉文所長

「パネルは多結晶から単結晶まで、設置方法は地上設置型から支柱を立てて、その下で農業ができる営農型まであります。架台には、ひまわりのように太陽光を追いかけ続ける追尾式と固定式があります」

様々なタイプ、方式のソーラーパネルを導入したわけは、今後、砂漠で新規プロジェクトを立ち上げる時に備え、最も効果的な方式を模索したいからだと言います。

追尾式ソーラーパネル

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