2019年映画年間ランキング国産編(1位~10位)
中国国家電影局の発表によりますと、今年の国内の映画興行収入は12月22日の時点で624億元(約9731億円)を計上し、年間興行収入トップ10のうち、8枠を国産映画が占めたということです。興行収入は記録を塗り替えたほか、洋画と比較すると国産映画に全面的に軍配が上がり、「洋画大作が興行収入のメインを占めていた時代」についに終止符が打たれることとなりました。年間1位に立ったのは、19年夏に公開され大ブレイクしたファンタジー・アニメ『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』、アニメ作品が年間1位に登場したのも史上初の快挙です。2位の『流転の地球/さまよえる地球
(原題:流浪地球)』は、ハリウッド映画に引けをとらない中国初のSF大作として期待される作品で、日本ではNETFLEX配信されました。
~集計期間:2019年1月1日~12月31日単位:人民元~
~作品紹介~
【1位】哪吒之魔童降世
監督:餃子
主演
中国の古典小説を大胆にアレンジしたアクションファンタジーアニメ。托塔天王(李靖)の三男として知られる少年戦神「哪吒」が腕白小僧からヒーローへと成長する姿を描くもので、メガホンを取っているのはリアリティとコメディタッチを併せ持つ作風で知られる若手アニメ監督の餃子(ギョーザ)。2019年に北米など海外での一般公開も実現しましたが、日本公開は未定です。
【2位】流転の地球/さまよえる地球