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2019年映画年間ランキング国産編(1位~10位)

CRIPublished: 2020-01-03 15:27:00
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中国国家電影局の発表によりますと、今年の国内の映画興行収入は12月22日の時点で624億元(約9731億円)を計上し、年間興行収入トップ10のうち、8枠を国産映画が占めたということです。興行収入は記録を塗り替えたほか、洋画と比較すると国産映画に全面的に軍配が上がり、「洋画大作が興行収入のメインを占めていた時代」についに終止符が打たれることとなりました。年間1位に立ったのは、19年夏に公開され大ブレイクしたファンタジー・アニメ『哪吒之魔童降世(Ne Zha)』、アニメ作品が年間1位に登場したのも史上初の快挙です。2位の『流転の地球/さまよえる地球

(原題:流浪地球)』は、ハリウッド映画に引けをとらない中国初のSF大作として期待される作品で、日本ではNETFLEX配信されました。

~集計期間:2019年1月1日~12月31日単位:人民元~

~作品紹介~

【1位】哪吒之魔童降世

監督:餃子

主演

中国の古典小説を大胆にアレンジしたアクションファンタジーアニメ。托塔天王(李靖)の三男として知られる少年戦神「哪吒」が腕白小僧からヒーローへと成長する姿を描くもので、メガホンを取っているのはリアリティとコメディタッチを併せ持つ作風で知られる若手アニメ監督の餃子(ギョーザ)。2019年に北米など海外での一般公開も実現しましたが、日本公開は未定です。

【2位】流転の地球/さまよえる地球

監督:郭帆

主演:屈楚蕭

2000年に発表され、日本でも翻訳された劉慈欣(リュウ・ジキン)の短編『流浪地球(さまよえる地球)』を初映画化した同名映画。太陽が数百年以内にヘリウム・フラッシュ(大爆発)を起こして赤色巨星化するという危機に直面した人類が、「地球を連れて」太陽系脱出計画に乗り出すというドラマチックなストーリーとなっています。

【3位】我和我的祖国

監督:陳凱歌

プロデューサー:黄建新

主演:呉京

新中国成立70周年を祝して制作された主旋律映画で、国慶節の10月1日に合わせて一般公開されました。総監督の陳凱歌(チェン・カイコー)を含む7人の監督が手を組んで送り出すオムニバス映画で、この70年間に起こった中国人民にとって思い出深い7つの歴史的瞬間をモチーフにした7つの物語からなっています。

【4位】中国機長

監督:劉偉強

主演:張涵予

2018年5月14日に発生した四川航空3U8633便緊急着陸事故を映画化した『中国機長(The Captain)』。劉機長を演じているのは『戦場のレクイエム(原題:集結号)』(2007)や『君よ憤怒の河を渉れ』の中国版リメイク『マンハント』などで主演を務めた張涵予(チャン・ハンユー)。

【5位】瘋狂的外星人

監督:寧浩

出演:黄渤(ホァン・ボー)瀋騰(シェン・タン)マシュー・モリソントム・ペルフリーキャット・ネルソン

寧浩(ニン・ハオ)監督の「瘋狂的石頭(クレイジー・ストーン翡翠狂騒曲)」(2006)、「瘋狂的賽車」(2009)に続く「瘋狂」シリーズの第3弾、『瘋狂的外星人(Crazy Alien)』。今作もシリーズ恒例のアクションコメディ風に仕上がっており、猿芝居で生計を立てる男性2人組がひょんなことから宇宙生物に出くわし、その宇宙生物に弄ばれながらも、この宇宙生物を狙ってアメリカからやって来た男たちと争奪戦を繰り広げます。

【6位】飛馳人生

監督:韓寒

主演:瀋騰

2014年に『後会無期(Continent)』で鮮烈な監督デビューを果たした中国のベストセラー作家、韓寒(ハン・ハン)。2017年の『乗風破浪(DUCKWEED)』に続く待望の監督作品第3弾。監督自身がカーレーサーとしても知られていることから、今作は前作『乗風破浪』と同じくカーレースを題材にしており、しがない露店商の元人気レーサーが、栄えあるレーサー復帰を目指すも、事態は予想外の方向へと向かっていってしまうというストーリーです。

【7位】烈火·英雄

監督:陳国輝

主演:黄暁明

『怦然星動』(2015)や『全城熱恋』(2010)などラブコメディで知られる香港の陳国輝(トニー・チャン)監督の新作。消防士の活躍を描くパニック・アクション映画で、中国の作家、鮑爾吉·原野の長編ノンフィクション作品「最深的水是涙水」を原案にしたものです。

【8位】少年的你

監督:曾国祥

主演:周冬雨

数々の映画賞に輝き第12回大阪アジアン映画祭にも出品された『七月と安生(原題:七月與安生)』(2016)の次作として期待されてきた曾国祥(デレク・ツァン)監督の最新力作。運命が交錯する少年少女のかけがえのない日々をセンチメンタルに描く青春ドラマです。

【9位】掃毒2天地対決

監督:邱禮濤

主演:劉徳華

日本では『レクイエム最後の銃弾』の題で上映された香港映画『掃毒』(2013)の6年ぶりとなる第2弾。前作で主演を務めた古天楽(ルイス・クー)が続投し、劉徳華(アンディ・ラウ)が新キャストとして参加。監督は陳木勝(ベニー・チャン)から、近年活躍中の邱禮濤(ハーマン・ヤウ)にバトンタッチしました。前作に引き続き、麻薬捜査を中心にしたサスペンスアクションに仕上がっています。

【10位】攀登者

監督:李仁港

主演:呉京

『流浪地球』に次ぐ呉京

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