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日本人スタッフのつぶやき352〜北京で味わう日本料理〜「なだ万」でリハビリ〜

CRIPublished: 2017-11-21 21:08:00
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続けてやはり少々脂っ気のある焼物。オーストラリア産の牛肉の網焼きだ。舞茸、焼野菜、クレソンが添えられているが、脂っこさは隠せなかった。僕自身がレア好みなせいもあり、ちょっと減点せざるを得ない出来だったのは、残念なところだ。

そして、この時点で、懐石ではあるのだが、ロシア人記者と僕は既に満腹状態。

「もうお腹いっぱいだねー」と、メニューに目を落とすと、なんと「握り寿司5種盛り赤出汁」とある。・・・・意地汚いわけではなく、これも食べた。何と言っても、正直にこれは美味しかったのだ。

昔から赤出汁が好きだったので、ここでは既に満腹ながらも堪能させて頂いた。

既に大きくなった腹部を押さえつつ、最後のデザートに挑む僕たち。目の前に出されたのは、クルミとナツメのホットスープだった。控えめな甘さの中に芳るクルミの味が印象的だった。これは・・・健康そうなので家でも作れたらな・・・と思わせる味だった。

流石に懐石だけあり、これだけのセットのお値段は938元(16000円相当)。値段的には日本よりも高くなっているのだが、ホテルのテナントとしては、致し方ない部分もあると察する。空気には目を瞑って頂き、非日常的な空間で味わう故郷の味と考えれば、ないこともないだろうし、外国のクライアントを接待するにはこれ以上ない場所と言えるだろう。

マネージャーの竹中さんによれば、利用客はやはり現地の人が多いらしく、日本人比率は高くない模様なので、中国寄りのメニュー作りもあると考えられる。しかし、中国滞在が長くなり、舌が中国よりになっている方々には、是非こうしたお店を利用することで、日本の感覚を取り戻して頂きたいと考える。それだけの味であることは、ご理解頂けたのではないかと思う。

食へのこだわりは人それぞれ。実際の味への評価は皆さんにお任せするほかない。が、僕のような20年選手にとっては、極めて良いリハビリになった一食であったことを、ここに記しておきたい。

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