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日本人スタッフのつぶやき352〜北京で味わう日本料理〜「なだ万」でリハビリ〜

CRIPublished: 2017-11-21 21:08:00
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「茶振り海鼠(なまこ)」は、元々ナマコ嫌いな僕にもいい意味で刺激になった。

両方とも、ただの置物かと思わせる容れ物に入っていたので、味よりもそっちに気をとられてしまった分、ささやかなサプライズだった。

同行したロシア人記者も「一番美味しかった」と唸ったのが、このフォアグラ茶碗蒸し蟹身餡だ。しっとりとした舌触りと、甘みのある味は、フォアグラにカニという組み合わせの醸し出したものだったのかも知れない。日ロ揃ってオススメの一品だ。

次は造りだ。本鮪、サーモン、甘海老の組み合わせに、銀杏の葉。三原色ではなかったが、季節の彩を集めたデザインと、刺し身そのものの食感は、北京ではなかなか味わえない感覚だった。以前取材で寿司店に行った際に、店の大将が話してくれた包丁の使い方を思いだしながら一切れ一切れ頂いた。まろやかとしか言いようがない味だった。最近本を読む時間がなく、語彙の乏しさを覚える一瞬だった。

さて、次に出てきたのは煮物の銀鱈だ。白髪ネギと七味唐辛子、香菜に彩られた絵柄は、食欲を誘ったが、魚の脂で煮込んだと謂う煮汁が少々脂っこすぎ、ここまでのあっさりしたヘルシーな感じを打ち消した感があり、些か残念な感じを覚えた。

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