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日本人スタッフのつぶやき352〜北京で味わう日本料理〜「なだ万」でリハビリ〜

CRIPublished: 2017-11-21 21:08:00
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地下鉄一号線と十号線の交差する国貿駅のC口を出ると、目の前に雑踏が現れる。しかし、視線を少々左手後方にスライドしていくと、所謂北京のイメージを完全に破壊する建築群が現れる。その名もチャイナ・ワールド・トレード・センター、中国語では国貿中心となる。

この建築群はすでに20年以上の歴史を持つが、その中でも近年になって建てられた3期と呼ばれる一番高い建物とショッピングモールの結合体は、新しいせいもあり、近未来的な作りとなっており、シャングリ・ラ・ホテルの一部として、極めて格調高いテナントを集めている。

今回、その一番目立つモールの3階に店を構える「なだ万」からのお誘いを頂き、お店を訪ねることとなった。

日本ではすでに有名な「なだ万」は1830年創業の言うまでもない老舗であり、中国でもシャングリ・ラ・グループのパートナーとして3店舗(北京・上海・広州)を展開している。そのうちの一つにあたる「北京なだ万」は、北京にオープンしてすでに20年を超える古株だ。

今回のお題は、11月の懐石メニューだ。「なだ万」では、毎月懐石のメニュー内容を変更しており、季節に合わせた新鮮な材料を使用した逸品を組み合わせた懐石を提供している。今回は、その試食会にお呼ばれすることとなった。

では、早速その「葵懐石」を紹介していこう。

こちらは先付の厚揚げ豆腐だ。出汁で煮込まれた揚げ出し豆腐には、生ウニ、浅葱、紅葉おろしが添えられている。素材それぞれの個性が生きており、どれもあっさりとした味わいだ。

特にウニは非常に舌触りがよく、どちらかというと豆腐よりもウニに気が集中してしまった感じがする。また、脇役に周りがちな出汁もよい味が出ていて、思わず全部飲んでしまったほどだ。すまん、豆腐。

そして、間髪を入れずに出されたのは、こちらの旬菜。

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