日本人スタッフのつぶやき344~中国で一番大事な言語が英語という事実
この局面は、最近ではインターネットの普及で「引きこもり」が増加し、前回も書いたようにネット教育も日の目をみるようになっており、大々的広告を打つようにもなっており、大きなビジネスチャンスになることが予見されるが、現状はVIPABCなどの数社しかない状態で、やはり教室型がメインのようだ。
しかし、今は数社だが、英語はこの先、最強の生命力でネット市場を席巻することになるだろう。それはいつも3年前にトレンドを掴んでしまう自分が言うのだから間違いない。
□EFの携帯サイト
WallStreet Englishのサイト
VIPABCの街頭広告
■先を見据えた投資をする中国の親たち
社会人にはこうした語学教育機関が手ぐすねを引いているが、その周辺には英語での教育があり、その規模も小学校から大学院まで、この国では幅広い品ぞろえを持つようになっている。日本でも最近注目されているIB(インターナショナルバカロレア)資格に合わせた学校も現にどんどんできており、富裕層の子供達が小さな頃から外国を目指している。また、社会人向けにはMBAコースが英語で提供されている。こうした世界へと繋がる成長のコースを描いた教育に熱を入れる親は、日本にはそれほどいないのではないだろうか。
まずは学歴に始まり、そして海外の学歴へ、海外でのエリート街道へと、中国の親たちはすでにその目標を海外に据えた布陣を敷いている。その貪欲さには、日本人は100%負けているし、もっと見習うべきだと常に感じている。
言ってみれば、安穏と暮らす一般的日本人は、すでに戦わずして世界に負けているのである。私は年に数回帰国しているが、その度に日本の淀んだ空気に苛立ちを覚えるのは、もしかするとその所為かもしれない。
■未来を拓く外国語
全く違う言語音の体系との遭遇には、心理的なギャップが伴う。幸い私は小学生の頃、親が通わせてくれた英語教室のおかげか、少しは音感があるようで、フィリピンからの英語には喜びのようなものを感じた。だが、残念なことに、外国に飛び出す人材はひとつまみしかおらず、実際には国内に引きこもる若者も多い。
英語は現在国際公用語的なポジションを獲得しており、おそらく世界の多くの人が学んでいるし、日本では1300万の学習者がおり、出した教材が当たればビルが建つような時代になっている。それほどの学習人口を抱えているということだ。使用人口では中国語が上だが、国際ビジネスの場では、やはり英語が主役なのだ。
英語だけでなく、外国語が「地球上の日本や中国」を知る為には欠かせないツールであることは、皆さんにもお分かり頂けるだろう。何人の方が私たちの番組を聴き、フェイスブックなどからこうした書き込みを読んで頂いているかは想像がつかないが、是非とも中国語なり英語なり好きな外国語をしっかりと勉強し、中国の若者やビジネスマンに負けない武器を身につけてほしいといつも願っている。外国語が話せて書けるようになれば、簡単なところではお得な買い物ができるだろうし、世界の美味しいものを食べることができる。そして、ネットサーフィンで情報を入手し、更には旅行に出て自分に最適な居場所を見つけることもできるだろう。限りある人生の中で、世界に溢れる様々な驚きを味わえないことは、非常に残念なことだ。