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コロナ禍の戦後75周年、「紫金草物語」作詞者・大門高子さんの思い

CRIPublished: 2020-07-07 22:53:00
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7月7日、北京・蓮花池公園に咲く蓮の花

ご案内:王小燕

中国でも日本でも、夏と共に蘇る記憶があります。それは、戦争にまつわる記憶です。

ただ、同じ戦争への共通した記憶ではありますが、日本では「終戦75周年」「広島、長崎の被ばくから75周年」などとして記憶されているのに対して、中国では「中国人民による抗日戦争並び世界人民による反ファシズム戦争勝利75周年」の年として言及されている。

一方、この戦争の終結を振り返る節目の年は、新型コロナウイルスのパンデミックが世界を席巻しました。

こうした過去になかった事態の下で迎えた戦後75年の夏、皆さんの今思っていることをお聞かせください。

<コロナ禍の戦後75周年、私が今思っていること>

CRI日本語放送メッセージ募集のご案内

字数:ご自由に。

署名:本名・ハンドルネーム・ペンネームのいずれ可。

形態:文字原稿・音声ファイルでの投稿のいずれも可。

宛先:riyubu@cri.com.cn

タイトル:「75周年メッセージ」と明記してご送信お願いいたします。

第一回は大門高子さんからのメッセージをご紹介します。大門さんは「戦後」と同じ年で、植物が大好きで、元小学校教師をしていました。大門さんは、日本人は戦争の中で被害を受けながらも、加害者でもあった歴史を忘れずに、未来に向かって平和を謳歌する「紫金草合唱団」「再生の大地合唱団」の発起人の一人です。

※ ※

感染症との闘いの中で日中75年の歴史を考える

中国と日本をつないで海を渡ったマスクと心

満開の紫金草と記念撮影する大門高子さん

新型コロナウイルスとの闘いの日々の中で

7月3日は私の75歳の誕生日です。1945年生まれで生後10日目に空襲を受けました。「終戦っ子の会」という会に入っていますが、「戦後」という区切りはいつも私の年齢と重なります。

今は世界中の情報が短時間で伝わってきます。そんな中で新型コロナウイルスとの闘いがまだこんなに未知のもので世界中に恐怖をまき散らし、医療も教育も経済も政治も足元をすくわれるようになるとは思ってもいませんでした。

合唱団の練習は会場が借りられず、3月から練習ができず、演奏会も中止か延期です。歌の練習も工夫してオンラインやズームで取り組んで見たりもして思いがけない効果や面白さを見出したりもしていますが、高齢者にはハードルが高くなかなか大変です。体調を悪くしている人も出たりして、財政的な配慮や政治への要求も工夫がいるところです。このところ世界中で自然災害もひっきりなし、台風地震水害原発などの災害何が起こるかわからない毎日です。これでもかこれでもかと。

でもみんななかなか強いですよ。頑張って生きています。よくぞ助け合い励ましあっているなあと感心します。人間は強いです。テレビ局の番組も作り替え入れ替えおおらかに対応しています。そしてステイホームでささやかな楽しみを見つけています。

中国からもいろいろ工夫していることが伝わってきています。今回も早々と日本人監督が制作した武漢でのドキュメント「お久しぶりです、武漢」を見ることもできました。どんどん国が大きくなって、力を持って困難を乗り越える力を付けていることを改めて知ることもできました。

まだまだコロナウイルスの広がりがどのようになるかわかりません。人類と感染症の闘いが収束してどの国も医療も生活も豊かな国になるように力を付けてほしいものだと期待します。

紫金草の花

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