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「武漢は良いところ」自負する作品を世界に~ドキュメンタリー監督・竹内亮さんに聞く~

CRIPublished: 2020-07-01 00:12:00
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また、作品では、武漢っ子の気質が映し出されているシーンがありました。

竹内さんが出演者と一緒にタクシーに乗り込んだところ、いきなり運転手さんから「君の中国語は本当にへたくそだね」と笑われました。

「褒めてばかりだと距離が近づきません。ここでわざとけなしてくれたことで、一気に近くなりました。武漢の人はまっすぐな性格が良いと思います」

そんな飾らない武漢っ子の魅力について、竹内さんは笑いながら話してくれました。

「これが本当の武漢」に感激

「お久しぶりです、武漢」は配信からわずか1日で、再生回数が1000万回を超え、中国の各種プラットフォームでの評価もぐんぐん上昇中です。また、YouTubeでの再生回数も21万回を超えました。

「ショートムービーが流行っている今、1時間もある作品をわざわざ見てくれた人が多くて、感謝の気持ちでいっぱいです」と竹内さん。

SNSのウェイボーに寄せられたコメントは1万件を超え、「あまりに多いので、読み切ることができなかった」とうれしい悲鳴を上げるほどでした。

「記録してくれてありがとう」

「涙を流しながら見終わりました」

「皆さんのマスクを顎にひっかけている姿こそ、今、武漢を生きる人々が新型コロナと向き合う際の姿勢そのものだと思います。もう恐れてもいませんが、忘れてもいないということです」

「武漢で20年余り暮らしてきた人間として、涙が止まらずに見ていました。私自身は幸運にも感染していませんが、過ぎ去った冬に命を預けた人が大勢いました。いつも通りの暮らしがやっと戻ってきたので、本当に良かったと思います。武漢よ、私はこの町をいつまでも愛しています」

数ある書き込みの中には、武漢出身者のメッセージが多いことにほっとしたと竹内さんは言います。

「外国人の私が、わずか10日ほどの滞在で、どれだけ武漢の本当の姿をとらえることができるのか、正直不安でした。しかし、大勢の武漢が地元の方から『そうだ、これこそが武漢の真実なのだ』とメッセージがたくさん届き、涙が出るほどに嬉しかったです」

そして、湖北テレビのインタビューに話した何気ない一言から、日本人監督としての竹内さんの内心を覗かせてくれました。

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