小説家・古川日出男、北京で「アジア文学」を語る(1)
近年は世界各地で開催されている文学イベントに度々参加し、講演や朗読パフォーマンスがいずれも高評を得ている。
【リンク】
★2018年9月18日放送/千の耳を持つように~小説家・古川日出男さん清華大学での講演会から
★古川日出男作家デビュー20周年×期間限定×公式ウェブサイト
【リスナーから/愛知県・ゲンさん】
『源氏物語』が日本の政治を、100年、150年、400年という幅で変えていて、結局日本の歴史を動かしてしまった。
ということは、考えてもみませんでした。私たちはもっと紫式部に感謝しなければならないですね。
紫式部が貴族の外の世界の人のことは書いてないことは、私でも分かるのですが、
それを彼女の欠点だと看破して、3.11後に自分が出来ることとして
紫式部と手を結んで、弱点を補って共作を創ろうという発想は圧巻ですね。
<紫式部との共作~『女たち三百人の裏切りの書』>を読んでみたいと思いました。
今、個人的に、「絶望」に関する本を読んでいるのですが、ものすごく笑えて励まされています。
落ち込んだときに、心の支えになりそうな本です。本の力は凄い。
「裏切りの書」という否定的なタイトルに潜ませた、
古川日出男という作家のすさまじさを感じざるを得ない、ワクワクする放送でした。
まだシリーズが続くとのこと、とても楽しみにしています。
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