今後の中国と中日関係、円卓会議で専門家が討論
日中協会の瀬野清水理事長は、中国は最初の百年奮闘目標を完成し、第二の百年目標に向かって新たな一歩を踏み出したと指摘しました。今回の共産党大会の報告は、過去5年の活動と新時代とされる2012年以来の10年間の大きな変革を踏まえ、次の5年を中国が中国式現代化国家を全面的に建設する重要なスタートの時期と位置づけ、2035年と今世紀半ばまでの戦略構想を展望しているとし、中国が対話外交によって世界から親しまれ祝福される国へと大発展を遂げるよう期待していると述べました。
日中協会の瀬野清水理事長
チャイナ・メディア・グループアジア太平洋総局の李風副局長は、中日国交正常化からの50年で日中関係は急速に発展し、アジアと世界に大きな影響を持っているとし、より成熟し安定した関係を築いていくことが重要だと述べました。また、民間の友好は中日関係の優れた伝統であり、貴重な財産だとし、中日両国の各界が協力を強化し、中日の平和友好、協力・ウィンウィンの新たな1ページを共同で書き上げることを期待していると締めくくりました。
チャイナ・メディア・グループアジア太平洋総局の李風副局長
チャイナ・メディア・グループアジア太平洋総局が主催した円卓会議の東京会場