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「松明祭り」から見るイ族文化―ス果覚村1

CRIPublished: 2021-08-05 10:59:00
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2日目から4日目の三日間は毎日松明を持って「蛾を燃やせ、害虫を燃やせ、豪雨を燃やせ、雹(ひょう)を燃やせ!」と叫びながら村を練り歩く。これは松明や火の神を称え、火を崇める「頌火」と呼ばれる。そのほか、中日には競走馬、闘牛、闘羊、レスリングなどが行われ、人々が集い大いに盛り上がりをみせる。しかし、今年は新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながらこれらの催しはすべてキャンセルとなってしまった。

頌火の様子

そして最終日の5日目が「送火」。キャンプファイヤーのように、皆の松明を集めた火を囲み、村の人々が各々イ族の伝統衣装に身を纏い、集まって踊る。この集まりは若い男女の出会いの場となることもあるそうだ。ここでは大鍋で煮た豚料理トゥオトゥオ肉(トゥオは陀が土辺、かたまりの意味)や豚と大根のスープ、蕎麦粉を使って作った饅頭がふるまわれる。これもすべて山と村で採れる恵みからできたものだ。松明祭りの間は肉を食し、その恵みに感謝しながら火を崇拝し五穀豊穣を祈る時間となる。

送火の様子

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