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<スポーツの秋>「テニス人口2000万人」更なるすそ野拡大が進む中国(上)

CRIPublished: 2021-10-18 19:14:00
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中国唯一のテニス専門誌「テニスワールド」の編集長で、大会広報担当の崔偉さんによると、参加費は1チームあたり千元で、上位3位のチームにはそれぞれ1万元、8千元、6千元の賞金が授与されます。自費で賄うことが基本ですが、慈善基金や企業から支援を受ける場合もあります。これまでの最多の出場記録は、152チーム計1000人でした。

◆「天天有網球」すそ野拡大に向け壁を取り払う改革を

ところで、「天天有網球」の試合会場を訪れてみると、男子二人と女子二人によるダブルスが行われていたことに驚きました。これについて、「天天有網球」の運営会社を経営する段少武総経理は、中国では女性プレイヤーが約3割しかいない現実に触れ、裾野を広げるために、「最大包容力」を心掛けて改革を行ったと話しました。

「天天有網球」運営会社の経営者・段少武さん

「試合を性別、年齢、地域、職業などで分けると、どの部門も小規模になってしまいます。そのため、レベル分けのみを残して、それ以外の壁はすべて取り払いました。その代わり、女子二人が男子二人と対決する場合、女子一人につき0.5ポイントずつ加算されるように、詳細な点数加算システムを導入しています」

もう一つの工夫は、同じ金額の参加費を払っても、実力が弱いプレーヤーほど試合回数が少ないということにならないよう、どのチームも同じ回数の試合に出られるように考案した点です。

当日の大会で、強い男子二人ペアとの対決で負けた女子プレーヤーの欧陽さん(32歳)は、こうした仕組みの意義をプラスに評価しました。

テニスプレーヤーの欧陽さん

「1点の加算で、相手との実力差を十分補えるものではありませんが、それを承知した上で参加を決めたので、少なくとも気持ちでは決して負けたくないという覚悟はできています。どんな相手になるのか分からないので、マインド面で良い鍛錬になっています」

女子対男子のダブルスの試合後、互いに称え合う両組〔主催者提供写真)

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