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<コロナ禍の戦後75周年、私が今思っていること>その4~北海道石狩市・上田知晴さん&東京都・山本加津彦さん

CRIPublished: 2020-08-04 23:20:00
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写真:新華社

最後になりましたが、私達を盧溝橋に連れて行ってくれたタクシーの運転手さん。本当は連れて行くのがいやだったと思います。でも、仕事と割り切って私達を連れて行ってくれて、私達に何物にも代え難い体験をさせてくれた運転手さんにこの場をお借りして心から厚く御礼申し上げ、又、いやな思いをさせてしまったことに衷心より深いお詫びをさせて頂きます。

でも、本当にありがとうございました。今度は架け橋を見に行きますので、又、架け橋まで連れて行ってください。

築き上げた絆を大切に、次世代に「優しさ」を遺そう

東京都・山本加津彦さん

写真提供:山本加津彦さん

山本加津彦さんは1979年7月生まれの作詞家、作曲家、編曲家、ピアニストです。これまでに東方神起(とうほうしんき)、KARAの元メンバー「ジヨン」ことJY、西野カナ、などに多くの曲を提供し、「日本有線大賞」優秀賞、「日本レコード大賞」優秀作品賞など数々の賞に授賞しています。山本さんは2014年にある歌を作曲したことがきっかけで広島と深い縁を結び、新型コロナウイルスの感染が続くこの夏も、オンラインの形で歌で原爆反対と平和を訴える活動を続けています。その歌とは、広島での被ばく体験に基づいた漫画「はだしのゲン」の作者、2012年に逝去した中沢啓治氏が残した詩「広島愛の川」です。山本さんは報道でこの詩のことを知り感動して、夫人のミサヨさんに作曲を願い出ました。快諾され、2014年6月に歌手・加藤登紀子さんによって、CDがリリースされました。その後、毎年夏に“「広島愛の川」プロジェクト”を行っています。

折りしも、2014年前後の日本では、「はだしのゲン」の漫画作品が日本の一部の図書館で閲覧制限を受けるという事件が起きました。中沢さんが作品に込めた純粋な思いを音楽を通して世界に伝えたかった山本さんは、2014年から、毎年8月6日に、広島の原爆ドーム対岸のとうろう流し会場で、大勢の子供たち、歌手、市民と歌いつないできましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で行事が中止となっています。しかし、現在は「広島愛の川実行委員会」の代表である山本さんは、ゲンの夢をかなえようと、呼びかけのメロディーを動画で作って、世界中の子供たちに発信しました。その結果、7月31日までに、日本各地はもちろん、中国を含めた世界16か国の子供たち約50人が参加してくれました。それらの映像は8月6日に発表される特設サイトにて広島から世界へと配信されます。

山本さんは、中国から合唱に参加する子供たちとのやり取りがきっかけで、この投書企画に次のメッセージを寄せてくれました。

2020年8月「広島愛の川」のオンライン合唱企画に中国の子どもも多く参加

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