新型コロナとの戦い~マスクを届ける楊熹さんの物語(下)
段ボール箱に貼られた漢詩と嘉宝さんが手描きのイラスト
「九州何處遠萬里若乘空」
親子がタッグを組んで届けたこれらのマスクは、東京にいる有志の力添えで、京都や奈良、東京、神奈川など各地の高齢者施設や中国語学校、日中友好団体、企業に送られていきました。
その中の1000枚について、送り先を仲立ちしてくれた日本語月刊誌「人民中国」のアテンドで、オンライン上のちょっとした寄贈式が行われました。折しも届けた日は4月7日、東京を始めとした7都県で緊急事態宣言が発出された日でした。届けたマスクの箱には、「人民中国」社が念入りに用意した和歌と漢詩の訳も追加されていました。
「援けあいコロナウイルスなんのその海を隔てつ心一つに」
「互助情义真。新冠逞凶何足惧,联手驱瘟神。你我虽隔衣带水,共斗顽疫心连心。」
4月7日神奈川新聞社にて行われたネット寄贈式