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「友よ、一緒に乗り越えよう」日本にマスク80万枚を寄贈――兆泰集団・王全董事長に聞く

CRIPublished: 2020-03-17 23:54:00
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3月17日夜、中国のある民間企業が日本に贈ったサージカルマスク80万枚が成田空港に到着しました。これらのマスクは駐日中国大使館を経由して、東京都や北海道の病院や高齢者施設に配布されます。寄贈したのは、北京に本部を置き、都市複合施設の開発・運営などを手掛ける「兆泰集団」です。

成田空港に到着した物資・3月18日午後撮影

これまでにも、中国の民間企業から日本への支援としては、BGIグループと深セン市マンモス公益基金会による検査キットの寄贈や、アリババグループの創業者・馬雲(ジャックマー)氏傘下の基金会や複合企業「復星集団」などによるマスクと防護服の寄贈などが行われています。

今回は「日本から多くの経験やノウハウを学び、成長してきた」と語る、兆泰集団の王全董事長にインタビューしました。

■「礼は往来を尊ぶ」日本に贈るマスクは確かな品質のものを

――まずは今回の寄贈について、概要を教えてください。

日本でいまマスクが不足していると聞いて、中国メーカー製の医療現場で使えるサージカルマスク80万枚を弊社で購入し、日本に寄贈すると決めました。これらの物資は17日夜に成田空港に到着しました。これから、東京にある中国大使館を経由して、主に東京都や北海道の病院や高齢者福祉施設に配布することを考えています。

中小企業の微力な身でありながらも、少しでも日本の役に立てればと願っております。

――マスクを送ることになった、具体的なきっかけは何でしょうか。

中国にも日本にも、「礼尚往来(礼は往来を尊ぶ)」を重んじる文化があります。今回の新型コロナウイルスの流行において、日本は当初から政府、自治体、民間各界が速やかに支援の手を差し伸べてくれました。救援物資の箱に貼られた「山川異域、風月同天」の文字もそうですが、そうした一衣帯水の寄り添う姿勢に深い感銘を受けました。

中国で防護物資が不足していた2月には、日本の各界の多大なるご協力の下で、弊社も47万枚のマスクを購入し、北京市紅十字会への寄贈を通して防疫の現場に貢献することができました。困難な時に必要な物資を調達してくれた御恩を忘れはしません。

「投桃報李(桃をもらったらスモモで返す)」という言葉があるように、感染拡大に伴って物資不足が生じた日本にお礼を返さなくてはという思いで、今回の寄贈を決めました。

――80万枚のマスクは、すべて中国製なのでしょうか。

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