中国大陸部映画興行週間ランキング(2020.9.21–2020.9.27)
5週連続1位だった管虎(グェン・フー)監督の戦争大作『八佰(The Eight Hundred)』を下し、1位に君臨したのは、中国女子バレーの約40年にわたる歩みを描いたスポーツ映画『奪冠』。初動記録は約1.7億元(約26億円)で、国慶節大型連休の映画商戦のスタートを華々しく飾りました。コロナ収束による映画館再開後、初となる大型連休であるため、映画シーンの盛り上がりが大きく期待されています。
単位:万元
~作品紹介~
【1位】奪冠
公開日:2020年1月25日
監督:陳可辛
主演:鞏俐
映画『ラヴソング』や『捜査官X 武侠』などで知られる陳可辛(ピーター・チャン)監督の最新作は中国女子バレーの約40年にわたる歩みを描いたスポーツ映画『奪冠』。女子バレー中国代表が初めて世界を制したのは1981年のワールドカップで、当時の中心選手は郎平(ラン・ピン)でした。名選手であっただけでなく、監督としても過去5年間にリオ五輪の金メダルを含めて中国代表を3回も世界の頂点に導くという実績を挙げています。「鉄のハンマー」の異名を世界にとどろかせた郎平に扮するのは、中国を代表する女優、鞏俐(コン・リー)です。すでにネットで公開された先行映像では、外見だけでなく身振り手振りまで郎平(ラン・ピン)本人に激似だとの驚きの声が上がり、上映前からその演技や役作りの完成度の高さが絶賛されています。また、郎平の青年期を演じるキャストには、若手女優の白浪(バイ・ラン)が抜てきされています。日本での公開は未定です。
【2位】八佰