中国で進展する「創造的破壊」とデジタル・イノベーション~西村友作教授に聞く
今後は、環境負荷が小さい水素や核融合発電などを含めた、次世代エネルギーの研究開発などの分野における協力関係を強化してほしいと考えています。
――新刊『中国デジタル金融イノベーション 国家と市場の狭間で』はどんな本?
本書は、中国で最も革新的な変化が起こっている金融セクターに着目し、中国で「創造的破壊」を引き起こすデジタル・イノベーションが、次々と生まれるメカニズムを解明しています。
私がこれまで20年以上にわたって中国で生活し、フィールドを歩き、現場主義で積み上げてきた研究成果のエッセンスを注ぎ込んだ一冊です。ご一読いただけますと幸いです。
【プロフィール】
西村 友作(にしむら ゆうさく)さん
対外経済貿易大学 国際経済研究院 教授、日本銀行北京事務所 客員研究員
2002年より北京在住。2010年に対外経済貿易大学で経済学博士を取得し、同大学で日本人初の専任講師として採用される。同副教授を経て、2018年より教授に。専門分野は中国経済・金融。メディアでは主に中国のキャッシュレス、フィンテック、新経済(ニューエコノミー)などを解説。主な著書は『キャッシュレス国家 「中国新経済」の光と影』(文春新書)、『数字中国(デジタル・チャイナ)―コロナ後の「新経済」』(中公新書ラクレ)、『中国デジタル金融イノベーション 国家と市場の狭間で』(日本経済新聞出版社)。
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