日本語

スノーボード佐藤康弘コーチ中日交流に寄せる思い

CRIPublished: 2023-05-02 10:47:14
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

北京冬季五輪では、日本人コーチの佐藤康弘さんと中国人選手の蘇翊鳴が一心同体となり、金メダルを獲得したストーリーが、多くの人に感動を与えました。このメダルは中国にとって、五輪スノーボード男子で獲得した初の金メダルでした。

あれから1年余りが経ちましたが、佐藤コーチは今も、ウェイボーや抖音(ドウイン、TikTokの中国本土版)といった中国のSNSでの発信や中国のファンたちとの直接交流を続けています。

フォロワー15万人を有する佐藤コーチのウェイボー中国国家体育総局からの表彰状写真の投稿

そんな佐藤コーチの元に、この春、中国国家体育総局から表彰の知らせが届きました。送信されてきた表彰状の写真をウェイボーにアップし、中国語で報告をすると、たちまち「おめでとう」のコメントが集まり、1万回を超える「いいね!」がつきました。

「一年経っても、こういうふうに喜んでくださるというのは、非常にありがたいと思っています」

多くの中国人にいまなお慕われる佐藤コーチの魅力の源はどこにあるか、中日のスノーボード交流に寄せた思いとは何か。3月末、湯沢のスキー場に滞在中の佐藤コーチにビデオ電話インタビューを行いました。

■シャオミンは友達でパートナー「誰も歩んだことのない道に」

北京五輪スノーボード男子ビッグエア決勝戦に挑む蘇選手をハグする佐藤コーチ

17歳と47歳――蘇選手が北京五輪で金を獲得した時の2人の年齢です。親子のようなツーショットが多くの中国人の心に焼き付いていますが、実際の二人の関係はどのようなものなのでしょうか。

「僕もシャオミン(蘇選手の愛称)から多くのことを学びました。彼は家族のようであり、友達であり、パートナーでもあるんです」

蘇選手が佐藤コーチの指導を本格的に受け始めたのは14歳の頃。コロナ禍でのオンラインでの指導期間も含めて、3年半を共に歩み、手にした五輪金メダルでした。佐藤コーチはこれまで歩んできた道を振り返り、「(主導権が)ゼロから100まであるとすれば、私から教える部分をだんだん減らしていきました。オリンピック直前には、五分五分に抑えて、彼がやりたいことを尊重しながらコーチしました。14歳の時の彼と私、今の彼と私では、関係が違います」と語りました。

「翊基金」設立式典での佐藤コーチと蘇選手のツーショット

123全文 3 下一页

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn