日本語

【北京冬季五輪街角だより】市民合唱団「奥運之家」

CRIPublished: 2022-01-28 16:23:00
Share
Share this with Close
Messenger Pinterest LinkedIn

曲そのものが難しいだけでなく、野外でイベントに参加する時は、順番が回ってくるまで、氷点下でずっと待たなければならないという体力的な挑戦もありました。しかし、「困難を恐れない」のが「奥運之家」なのだと王団長は自信に満ち溢れていました。

「何故ならば、オリンピックのスタッフ経験者にとっては、“より速く、より高く、より強く”というモットーがすでに血液の中にしみこんでいるからです。オリンピックソングを歌いだすと、体がヒートアップするのです」

1月21日、イベントでの順番が来るまで、最高気温が氷点下の室外で2時間ほど待機、待つ間も歌の練習を続けた「奥運之家」合唱団

イベントの参加はもちろん無報酬です。しかし、活動を通して、張家口などの競技会場を実際に訪れたり、名選手と直接話したりして、冬季オリンピックを身近に感じることが、団員たちにとって、何よりの報いになっています。

「私たちのイベントに、谷愛凌選手のおばあちゃんに顧問に来てもらったこともあります。みんな、谷選手のファンですよ」と王さんは自慢げに紹介しました。

それもそのはず、米国で生まれ育った谷選手は、今回のオリンピックでスキーの3種目に出場し、金メダルの期待がかかっています。団員の中には冬季オリンピックでもスタッフとして活躍する人もいれば、定年退職した人もいます。しかし、団員はみんな合唱活動を通して、冬季オリンピックを身近に感じることがでると言います。

ギリシャ語で歌った「オリンピック賛歌」のその後について。その歌はまるで翼がつけられたように、ギリシャ国内でも配信されました。それを見た視聴者からは「すごい!ギリシャでも歌われなくなった曲をこんなに上手に歌っているとは。ギリシャの子どもたちにも歌わせなくちゃ」などと驚きの感想が届きました。

「それはほんとに嬉しかったです」と王団長が顔を綻ばせました。

2022年1月9日、2008年北京夏季オリンピックのユニフォームでの集合写真

「You and Me」――2008年北京オリンピックの開会式で歌われたこの曲も、「奥運之家」にとって誇れる曲の一つです。もともと男女のデュエット曲だったのを「奥運之家」が合唱曲に仕立てて、新しい命を吹き込ました。しかも、2015年7月31日、夜の「鳥の巣」で初披露することができました。その日は、2022年冬季オリンピックの開催地が北京に決まった日でもありました。

それにより、世界初の夏季と冬季オリンピックの同時開催都市が誕生しました。その時の感動は、合唱団が今日まで活動を続けてこられた原点の一つだと言えます。

2022年1月9日、2008年北京夏季オリンピックのユニフォームを着て「You and Me」を歌う「奥運之家」合唱団

首页上一页123全文 3 下一页

Share this story on

Messenger Pinterest LinkedIn