助け合いの心と日本からの善意を届けたい~「マスク調達旅行」をする谷岡一幸さんに聞く
谷岡さんが撮影した日本のドラッグストアの様子
--その影響で、目標達成にかかる費用も膨らみそうですね。
私個人は、すでに100万円以上を調達に投じています。それでも、私一人では、目標の数は調達できないので、中国側への支援活動を起こしたいという願いを込めて、今、日本の報道関係の方々からの取材を受け、どんどん情報を発信していただいています。
各地から届くマスク
--周囲からはどのような目で見られていますか。
「日本国内でも足りないのに、なんで中国に贈るんだ」というような見方をされる方もいらっしゃるのですが、やっぱり病気には国境がないし、今、一番大変なところに、余裕のある人がみんなで協力し合って支援するというのはすごく大事なことです。困った時こそお互いに助け合うという精神を、それから、「日本からの善意を中国に届けたい」という思いでやっています。
--寄贈先は考えていますか?
2月7日に北京に帰りますので、8日の時点で医療関係者の知人に相談して、必要とされているところに支援したいと思っています。
--最後に、電波を通じて一番伝えたいことは。
今、中国にお住まいで、この病気に対して不安を抱いている方がたくさんいらっしゃると思いますが、決してパニックにならず、冷静に対応していただきたいです。
中国政府が一生懸命対処していますので、この病気は必ず沈静化していくと思います。冷静に行動してほしいと思っています。
4日現在、一家が宿泊する東京のホテルの部屋に届いたマスク
なお、谷岡さんは7日まで日本に滞在し、マスクの寄付を受け付けています。お問い合わせは「tanioka1973@hotmail.co.jp」までご連絡ください。
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