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中国人若者が描く20年後の社会~清華野村杯から(上)

CRIPublished: 2019-06-04 18:51:00
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ナビゲーター:王小燕

今年で12回目の開催を迎えた「清華野村杯日中経済プレゼンテーション大会」が5月18日、北京にある清華大学で開かれました。テーマは「20年後の社会、20年後の私」。予選を潜り抜いた8大学の大学生や院生計15人が初級、上級に分かれて、事前に作成したパワーポイントを使いながら、日本語でプレゼンテーションする力を競い合っていました。

主催は清華大学と野村総合研究所が共同運営する「野村総研中国研究センター」と北京日本語教師会。中国進出の日系企業や中国のソフトウェア開発企業などが協賛しています。数ある日本語コンクールの中でも、「清華野村杯」は日本語力よりも日本語を使ってコミュニケーションをとる力を重視するのが特徴です。

この日の学生たちのプレゼンテーションには、若者たちが注目している中国社会の現在と将来の問題点が凝縮されている上、皆さんなりの解決策も出されていました。中国社会の今を映し出す鏡として、今週と来週は選手たちが発表した内容から、「技術」と「社会」に分かれて紹介してまいります。

1回目の今週は、人工知能技術の応用が暮らし方や働き方、そして、生き方そのものに与えた変化をめぐり、若者たちの見つめ方を紹介します。以下の6名の発表を抜粋してご紹介します。

1)北京科技大学・劉海卿さん:私たちの大事にすべきもの

2)外交学院・張炯琪さん:20年後の社会、20年後の私

3)北京科技大学・孫月さん:ロボットママ

4)中央財経大学・馬智民さん:20年後、AIと共に生きよう

5)中央財経大学・鐘念瑾さん:人間の居場所はどこへ

6)北京科技大学・龚詩雅さん:人間ロボット

なお、大会では初級と上級に分かれて、抽選で決まった順番に従って発表が行われましたが、ここでは発表者の関心事項や問題意識がより分かりやすく伝えるよう、あくまで取り上げた内容を参考にして紹介の順番を構成してみました。

北京科技大学・劉海卿さん

外交学院・張炯琪さん

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