【観察眼】グリーンに光り輝く中国の夢
中国式現代化は、人と自然が調和する共生の現代化だ。中国は責任を果たす大国として、人類運命共同体の理念を一貫して心に抱き、グリーン発展を積極的に実践し、グリーン低炭素産業の開発に取り組んできた。新エネルギーをはじめとする中国のグリーン生産能力はグローバル産業チェーンとサプライチェーンを充実させ、各国の消費者に幸せをもたらすとともに、他国の気候変働への対応能力を向上させ、世界のグリーン低炭素発展やグローバル環境ガバナンスに大きな動力を注いだ。
中国は現在、100の国と地域と共にクリーンエネルギー関連の協力プロジェクトを展開し、グリーンな「一帯一路」共同建設を進めている。2023年には、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ以南の砂漠で中国が建設を請け負った単体として世界最大の太陽光発電所が正式稼働を開始した。同発電所は16万世帯に電力を供給し、アブダビにとって年間240万トンの二酸化炭素の排出削減効果をもたらす電力量であり、UAEではクリーンエネルギーの割合が13%以上にまで向上した。
国際エネルギー機関(IEA)によると、2023年における全世界の再生可能エネルギーの設備総容量は5億1000万キロワットで、その半分以上は中国による貢献だ。また、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、世界の風力発電による1キロワット時当たりの発電コストは過去10年間で60%、太陽光発電では80%低下した。その大部分は中国の技術や中国の製品、中国のプロジェクトにより実現された。中国は多くの国と地域にクリーンで信頼できる、負担可能なエネルギーをもたらしている。
しかし一部の国は私利私欲に基づき、中国に対して気候変動への対応で大きな責任を取るよう要求し、さらにグリーン保護主義を発動して、中国では新エネルギー分野で「生産能力過剰」と煽り立てながら、中国製のグリーン商品の貿易に障壁を作って妨害しようとしている。しかし計算しても、世界全体としての生産力がグリーン低炭素へとモデル転換するという差し迫った需要を変えることはできない。世界各国の人々が素晴らしい生態環境への追求を変えることはできない。さらには、グローバルエコ文明建設とグローバル環境ガバナンスの参加者であり、貢献者、推進者であり続ける中国の決意と自信を揺るがすことができない。
2024年の世界環境デーのテーマは「私たちの土地、私たちの未来」だ。人類は今日までの発展を振り返り、地球環境に計り知れないほどのマイナス影響を与えてきた。しかし時計の針を逆に回すことはできない。われわれの世代こそ、地球と平和共存できる世代になれることを願う。