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【観察眼】NATOは世界平和に役立つ組織なのか

CRIPublished: 2023-07-14 21:38:47
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一方で、米国とNATOの盟友は冷戦思考に固執しつづけて、ウクライナへの軍事支援とロシアへの制裁を続けている。まさにロシアとウクライナの緊張激化の元凶だ。特に、米国は最近、ウクライナへのクラスター爆弾供与を決めて、人道主義の最低ラインを踏み外した。

声明はこのほか、「中国がルールに基づく国際秩序を覆そうとしている」と称したが、これもまた事実無根だ。中国は国連憲章に初めて署名した国の一つであり、現在の国際秩序の創設者であり擁護者だ。一方でNATOを率いる米国だが、世界貿易機関(WTO)の研究報告によると、WTOの加盟国の中で、ルール違反の案件の3分の2が米国によるものだ。米国は「これまでで最もルールを守らない国」だという。

NATOは長年にわたり、地理的な境界と活動範囲の拡張を絶えず追求してきた。かつてのユーゴスラビア、近年のアフガニスタンやリビアと、NATOが足を踏み入れればその地で紛争が発生してきた。NATOは最近、日本に連絡事務所を設けて地理条件として北大西洋に全く関係のないこの国を引きずり込もうとしている。果たしてNATOは世界の平和と安定を守る組織なのだろうか。NATOが日本に足を踏み入れることが、日本に平和と発展をもたらすのだろうか。

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