中国大陸部映画興行週間ランキング(2018.11.5–2018.11.11)
監督:立川譲
主演:高山みなみ山崎和佳奈小山力也古谷徹茶風林
今年4月に日本で封切られ、記録的なヒットとなった『名探偵コナンゼロの執行人』が「名偵探柯南零的執行人」の中国題でこの11月9日に中国公開スタート。「名探偵コナン」の劇場版シリーズは1997年に公開が始まり、今作で22作目。ハイテクを駆使した犯罪が登場するほか、取り扱う事件も単純な殺人事件から、より複雑な権力争いといったものになっています。中国では「ドラえもん」と並ぶ日本の人気漫画・アニメシリーズの一つですが、劇場版が初めて中国で公開されたのは、2009年の『名探偵コナン漆黒の追跡者』でした。それ以来、『名探偵コナン沈黙の15分』(2011)や『名探偵コナン業火の向日葵』(2015)、『名探偵コナン純黒の悪夢』(2016)も中国での公開を実現しています。吹替えキャストには、李世栄(リー・シーロン)、張杰(チャン・ジエ)、季冠霖(ジー・グエンリン)、藤新(テン・シン)など、『名探偵コナン』シリーズ中国語版のレギュラー陣が続投するほか、今年大注目を浴びた少女系アイドル、リアリティ番組『創造101』出身の李子璇(リー・ズーシュエン)や、若手役者の郭月(グオ・ユエ)馬栗(マー・リー)らが新たに抜てきされています。
【3位】ワイルド・ストーム
監督:ロブ・コーエン
主演:トビー・ケベルマギー・グレイスライアン・クワンテンラルフ・アイネソンメリッサ・ボローナ
巨大ハリケーンの中で6億ドルもの現金強奪計画を企てる悪党たちを描いた犯罪アクション『ワイルド・ストーム(中国題:颶風奇劫)』が2週目でトップ3入りを果たしています。メガホンをとっているのは『ワイルド・スピード』『トリプルX』のロブ・コーエン監督で、『コントロール』『ロックンローラ』のトビー・ケベルと『96時間』のマギー・グレイスが主演を務めています。
【4位】你好,之華
公開日:2018年11月9日
監督:岩井俊二
主演:周迅
岩井俊二監督の手による待望の初中国映画『你好,之華(Last Letter)』が11月9日に中国で封切られました。その内容は、中国題とは違った趣の英語タイトル「Last Letter」からも分かる通り、岩井監督自身のかつての名作『Love Letter』を思わせるもので、ヒロインの袁之嵐が姉の代わりに出席した同窓会で中学時代に思いを寄せていた男性と再会し、手紙での交流を始めるという、センチメンタルなラブストーリーです。主演は、徐静蕾(シュー・ジンレイ)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、また、章子怡(チャン・ツィイー)と並ぶ中国四大女優の一人、周迅(ジョウ・シュン)、さらに、『オペレーション:レッド・シー(原題:紅海行動)』の杜江(ドゥー・ジャン)と『快把我哥帯走(兄に付ける薬はない!)』の張子楓(ウェンディー・チャン)、『空海(中国題:妖猫伝)』の秦昊(チン・ハオ)も名を連ねています。岩井監督が脚本も担当し、香港の名監督、陳可辛(ピーター・チャン)がプロデューサーを務めており、「日本の名監督×中国の名プロデューサー×中国の名女優」という夢のコラボに注目必至です。
【5位】くるみ割り人形と秘密の王国