2019年映画年間ランキング番外編:日本映画 in China
2019年に中国で一般公開(映画祭上映を除く)された日本映画は、過去最多の計23作品(16年は11作、17年は9作、18年は15作)となりました。そのうち7割を超える17作品がアニメということで、依然として高い不動のアニメ人気が伺えます。1位となったのは18年の時を経て中国初公開を実現したジブリの名作『千と千尋の神隠し(中国題:千与千尋)』、ジブリ作品の中国での一般公開は18年12月に公開された『となりのトトロ(中国題:龍猫)』に続き2作目となりました。日本で大きな話題となった新海誠監督の『天気の子(中国題:天気之子)』は、同監督の前作『君の名は。(中国題:你的名字)』ほどの記録的ヒットとはなりませんでしたが、2.81億元の成績を収め2位となりました。
~集計期間:2019年1月1日~12月31日単位:人民元~
~作品紹介~
【1位】千と千尋の神隠し
監督:宮崎駿
主演(吹替):柊瑠美入野自由夏木マリ中村彰男玉井夕海内藤剛志神木隆之介大泉洋
2001年7月20日に日本で公開され、300億円を超える興行収入で日本歴代興行第1位を誇る『千と千尋の神隠し』が18年の時を経て中国公開を実現。18年前は中国での一般公開には至りませんでしたが、当時、第52回ベルリン国際映画祭でアニメーション作品として初の金熊賞を、第75回アカデミー賞では長編アニメーション賞を受賞したことで、中華圏でも話題騒然の1本でした。
【2位】天気の子