中日提携ミュージカル「陰陽師」第2作夏公演に5万人動員
8月10日午後の劇場ロビー、特設の「陰陽師」鳥居をバックに記念撮影する来場者たち
(左)入場の列(右)願掛けの桜の木のコーナーでしおりをかける来場者
来場者のうち、原作ゲームのファンだという30代の男性は「役者たちのパフォーマンスは素晴らしく、照明などの演出も良かった。特にバトルシーンが刺激的で好きだ」と話し、コスプレ姿で来場した女子学生は「ゲームが原案の2.5次元ミュージカルを見るのは初めて。もっと知りたくなった」と感想を聞かせてくれました。
ミュージカル「陰陽師」は日本語劇でありながら中国ツアーがメインで、日本ではプレビュー公演が1回行われるのみとなっており、正式公演の日程は現在のところ発表されていません。そのため、今回のツアーに合わせて中国各地の会場を回ってきた日本人ファンたちの姿もありました。出演俳優の追っかけとして千秋楽にも来ていた20代女性3人組は「海外での観劇は初体験で、中国の観客たちのリアクションの大きさに驚いた。特にカーテンコールは日本より盛り上がって嬉しくなった」、「海外で困ることもあったが、劇場で知り合った中国人の優しさに助けられた。人の心が温かい国だという印象を持った」、「辛い食べ物が得意になった」など、観劇旅行をきっかけに中国が身近に感じられるようになったと話してくれました。
「陰陽師」はネットイースゲームズが日本の開発チームを起用して制作したスマートフォン向け3Dロールプレイングゲーム(RPG)で、2016年9月に運営が開始されました。平安京を舞台とする美麗なグラフィックと豪華声優陣の起用で話題となり、全世界で2億ダウンロードを突破。日本では「陰陽師本格幻想RPG」のタイトルで2017年2月に配信が開始され、5カ月で300万ダウンロードを突破しています。
劇場内の公式グッズストアに並ぶ列