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桜に包まれる春の中国

CRIPublished: 2019-03-29 17:48:00
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歴史ある武漢大学の桜並木

武漢大学は百年の歴史を持つ名門大学で、アカデミックな雰囲気を濃く感じさせるだけでなく、キャンパスが美しいことでも知られ、中国で最も美しいキャンパスと呼ばれています。特に、武漢大学の桜並木はこの時期の最も美しい風景です。

毎年3月中旬から下旬までの桜並木の見ごろになると、一目見ようとやってくる観光客は100万人に達するということです。武漢大学でのお花見は地元の人々の春のイベントとなっています。実は武漢大学の桜並木は1930年代に日本軍が栽培したものです。当時、武漢が陥落した後、日本軍の将軍は負傷した兵士を癒すため、武漢大学のキャンパスで桜を栽培するよう命じました。そして、武漢大学側の反対を顧みず、キャンパス内で28株の桜を植えました。戦後、この28株の桜をどうするか激しく議論されましたが、結局、これらの桜は残されることになりました。

中日国交正常化以降、特に1973年に日本から周恩来首相に送られた桜のうちの数十株が武漢大学に植えられ、さらに1980年代と90年代にも日本から桜の寄贈がありました。今では、武漢大学の桜はまさに中日友好の使者となっています。

北京玉淵潭公園の桜祭り

毎年3月末と4月初めに行われる北京の玉淵潭公園の桜祭りは中国北方地方では最大規模の桜祭りとして知られています。毎年春になると、玉淵潭の桜の見ごろがいつになるのかということは、北京市民が関心を寄せる話題となっています。

玉淵潭公園の桜祭りはすでに30数年の歴史を持ちますが、今の人気が高い状況と比べ、桜祭りが始まった80年代と90年代の様子を振り返ると今とはまったく異なる風景でした。

中国では桜は日本の和風文化のシンボルと見られていて、日本人が桜を鑑賞するために整える美しい和服や上品なお菓子などはいずれも、東洋文化のロマンチックな息吹に溢れ、多くの若者を引き付けています。ここ数年、桜の鑑賞がブームとなっている背景には桜自身の美しさだけでなく、桜が代表する日本文化がますます多くの若者を引き付けていることと関係があるようです。今後も美しい桜が引き続き中日友好を結ぶ素晴らしい絆となることを祈っています。

番組の中でお送りした曲

1曲目桜風鈴

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