日本人スタッフのつぶやき333~北京舞台①「大逗」の中国漫才(梅田)
<北京らしいお茶請け><準備OK!>
さあ、観劇の用意ができましたね。会場もすでにお客さんでいっぱいです!それでは、今回の公演の主な出演者をご紹介しましょう。『北京の表情』の番組内ではクローズアップされていなかった方の情報も、隠れお笑いファン・張怡康アナが教えてくれました。
中国の漫才師にも実名の人と芸名の人がいますが、芸名であっても「中国人らしい」名前を使います。つまり、日本の「劇団ひとり」さんや「バカリズム」さんのような名前の方はいないようです。また、日本のような「コンビ名」もなく、コンビを組む際には「だれだれとだれだれ」という風にそのままの名前の組み合わせで活動します。また、固定のコンビを組まずに、その時々で相方が変わるのも珍しくなく、一般的です。
銭琦さん(写真左)は大逗唯一の女性漫才師で、黄色い衣装と腰まで届く辮髪(べんぱつ)が特徴です。あだ名は「ミニオンズ(米映画のキャラクター)」。漫才界の新人ですが、皆に愛される頑張り屋さん。今回の4周年記念公演では久々のネタ披露。相方の李善鵬さん(写真右)と共に、勢いのあるネタ『私の研修生活』で会場を沸かせました。
<銭琦さん(写真左)と李善鵬さん(写真右)>
「孫宏超と宋偉杰」は大逗のベテラン人気コンビ。漫才のスキルが高く、「一人漫才大賞」で、それぞれ優勝と準優勝を獲得したという実力派です。今回の公演では宋偉杰さんが全体の司会を務め、孫宏超さん(写真)は中国の伝統的な漫才形式の1つ「快板(クァイバン/kuai4 ban3)」を披露しました。竹板を組み合せた楽器を両手に持ち、軽快なリズムを刻みながら朗々と語り上げる、中国らしい伝統芸能です。
<「快板」を披露する孫宏超さん>