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お便りの紹介ー1月24日放送分

CRIPublished: 2018-01-24 13:31:00
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①宮城県仙台市白石晋一12月2日

安徽省の黄山市について、初めて知りましたが、地図を見ながら聞きました。広い中国の多くの都市を説明してくれたので、本当に助かりました。一度は訪ねてみたくなりましたね。もちろんそれは無理な話ですが、日本では中国の大都会と言えば、北京、上海など、本当に数えるほどだけが、地図や本で紹介されるだけです。ですから、小都市の説明は役に立ち、再認識することができました。黄山市のこと、もう忘れませんよ。では、またお便りします。

コメント:中小都市に対する再認識のお話しはとてもいい話題でした。今は、中国で、北京や上海などの大都会の生活に憧れている若者が多いですが、実は、地方には大都会にはない魅力がいっぱいあると思います。中国で多く若者が大都会へ集まってきている理由は就職チャンスが多いこと、教育や医療資源が優れたことなどがあげられます。ただし、そういう格差を縮小すれば、地方で就職するメリットがたくさんあります。北京や上海などの大都会で就職しますと、毎日満員電車に揺られて通勤する方が多いでしょうが、地方であれば通勤ラッシュがそれほどひどくなく、少し楽になるだろうと思います。その上、北京や上海などの大都会だと家賃が非常に高いし、物価も高いから、貯金などほとんどできません。また、地方に就職すれば、親が近いということや、地域の仲が良さそうだから、子育てなども都会より少し楽だと思います。中国も、日本も今後、大都会への一極集中の問題を解決するには、地方経済の振興やより多くの雇用機会の創出、そして、インフラ整備などの面における格差縮小に力を入れなければなりません。

②大分県佐伯市今山水男

毎年、私の誕生日を忘れず誕生日カードを郵送してくださって、感謝を申し上げます。私は今年90歳となりました。日本の国策農業移民とは言え、16歳から17歳まで中国の皆様にお世話になりながら毎日毎日が水田の除草ばかりで敗戦を迎えました。関東軍に18歳以上のみなさんは招集され、老人婦女子供は開拓村に残され前途多難な毎日を送りましたが、中国のみなさんの温かいご厚情をいただき翌年の6月引き上げてきました。今思えば、ほとんどの人達がシベリア抑留にて死亡してしまいました。友人の冥福を祈っております。

コメント:「シベリア抑留」というのは1945年の第2次世界大戦終結ときに、旧ソ連に降伏し、または逮捕された日本人に対するソ連によるシベリアでの強制労働を指すことです。抑留者らがそこで鉄道建設や炭坑・鉱山労働、土木建築、農作業などさまざまな労働に強制的に従事させられました。日本政府の調べでは抑留者の人数が約57万5000人とされ、そのうち約5万5000人が死亡、約47万3000人が帰国したということです。今山さんのお手紙は戦争体験のない私たちにとって、平和教育になる手紙です

③埼玉県上尾市牧野新(まきのしん)12月31日

今回数十年ぶりに中国北京放送の日本語番組を拝聴いたしました。年末年始の特別番組「行く年来る年」は今年一年の日中関係をよく解説された大変ためになる番組でした。日本におりますと日本視点の日中の情報は多いのですが、中国目線の日中関係の情報は大変ためになります。最近の日本は相手のことを思慮せずに正論を述べる傾向があるように感じ、自分の仕事においても中国からの留学生と接することがありますが、自分の意見を相手に伝えるには言語だけではなく、その人の今までの背景のようなものを少しは理解したうえでコミュニケーションを図る必要があるように思っております。そういった意味で、中国の方の文化や報道に対する対応や反応などを知ることができれば、大変役に立つと考えており、その情報源になれば、ありがたいです。

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