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<スポーツの秋>「テニス人口2000万人」更なるすそ野拡大が進む中国(下)

CRIPublished: 2021-10-18 19:15:00
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北京市内のテニスコート、スマートフォンで予約手続きを済ませれば入口ドアの暗証番号が届く

元テニス選手で、1990年のアジア大会男子ダブルスで優勝し、現在は北京市体育局副局長の孟強華さんは、テニスの大衆化に寄せる期待について、「アマチュアスポーツとしてのテニスの普及体制が整えば、そこから必ず優れた選手が誕生します。結果的に、競技スポーツとしてのテニスのレベルアップにもつながります」と話しています。

一方、「天天有網球」発起人の王鈞さんは、もっと大きな背景の中でテニスの大衆化をとらえています。

「中国はスポーツ大国であっても、まだスポーツ強国とは言えません。週3回、一定時間以上の運動をする『スポーツ人口』の総人口に占める割合は、先進国では50%以上に達しているのに、中国ではまだ3割に止まっています。これと関連して、スポーツ産業のGDP成長への寄与率は先進国では3~5%にも上りますが、中国では2%にも及んでいません」

サッカーなどのチームプレーに比べれば、テニスは「個人の強みを生かしやすく、大衆化に向いているうえ、健康長寿に良いという膨大なデータもある」と王さんは付け加えました。

今年7月、中国では「全民健身計画(2021-2025)」と題した全国民を対象にしたスポーツ振興計画が発表されました。「スポーツをよくする人口」の割合を5年後には38.5%にまで引き上げることを目標にしています。「テニスは目標達成にとって良いアプローチの一つになれる」と王さんは確信しています。

【リンク】

<スポーツの秋>「テニス人口2000万人」更なるすそ野拡大が進む中国

【スポーツCHINA】#32中国最大規模の市民テニス大会

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