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一年ぶりの帰国、福州からの隔離リポート~入国者に聞く中国の水際対策のリアル

CRIPublished: 2021-02-02 16:43:00
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――ところで部屋のお掃除、そして、シーツやタオルの交換などは?

孫部屋の掃除はありません。もちろんシーツや布団カバー、タオルの交換は一切なしです。お掃除は自分でやるもの。その代わり、洗濯用の洗剤や石鹸、シャンプー、ティッシュ、ゴミ袋など2週間分まとめて用意してくれていますし、雑巾もありました!ゴミは毎日午後3時と夕方7時に、部屋の前に出すと、回収にきてくれます。不便なことはないですね。

――健康観察で隔離中なので、体温報告など義務付けられていることもありますよね。

孫はい。毎朝10時頃、スタッフが体温を測りに来て、ドアの前で測ってくれます。一日の間で、人と対面できるのは、その1回だけです。午後は自分で測ります。4時に、体温確認の電話が必ずかかってくるので。

このほか、隔離期間中、PCR検査を3回受けなければなりません。1日目、7日目と最終日の3回です。費用は全部自己負担です。一回につき80元、約1200円です。もちろん、体調不良の時は必ず報告しなければなりません。ざっくりこんな感じですね。

――孫さんの隔離生活、約一週間終わりましたが、これまでの感想は?

孫思ったよりも快適な上、のんびりして過ごせるものです。仕事もあれば、勉強したいこともありますので、パソコンとインターネットがあれば、どこでも仕事ができます。誰とも会わないからこそ、逆に落ち着いて整理できることもたくさんあります。ただ、ちょっぴり寂しく感じることもあります。

――最後に今回の体験で思い当たったこと、伝えたいメッセージがあれば、ぜひお聞かせください。

孫そうですね。まず、不急不要の場合は少し我慢して、移動しない方が良いと思います。お金もかかるし、時間もかかり、体力への試練でもあります。今回私は実家に着くまでに、大体25~30万円ぐらいかかりそうです。

それから、今回の体験で私には思わぬ収穫もありました。それは、介護予防の大事さを実感したことです。今、私は介護予防の講座を受けていますので、予防のポイントとして、閉じこもり予防、運動器の機能向上、やりがいをもつ、栄養改善、うつ予防などがあります。高齢者の皆さんだけではなく、人生100年時代を迎えた中、若い人も若い時から健康に留意して、最後まで自立できる生活を送れるよう一緒に頑張らなくちゃ、と強く実感できました。

なんと言っても、新型コロナ感染症と闘う最前線の皆さんにお礼を申し上げたいです。本当に皆さんお疲れ様です。中国はこれから年越しの準備に入りますが、どなたも健康で、素敵なお正月を迎えてほしいと願っております。

私個人の願いとしては、コロナ感染症が一刻も早く終息して、自分が仕事で関わっている日中青少年交流や介護視察団の仕事を再開したいです。

◆ ◆

この番組をお聞きになってのご意見やご感想をぜひお聞かせください。メールアドレスはnihao2180@cri.com.cn、お手紙は【郵便番号100040中国北京市石景山路甲16号中国国際放送局日本語部】もしくは【〒152-8691東京都目黒郵便局私書箱78号中国国際放送局東京支局】までにお願いいたします。皆さんからのメールやお便りをお待ちしております。

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