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今、大阪が熱い!~大阪市上海事務所・的場正信所長に聞く(上)

CRIPublished: 2019-06-25 19:30:00
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聞き手:王小燕

今月は、日本初開催となるG20サミットの開催地、大阪からお客様を迎えました。先日、「北京国際旅遊博覧会(BITE)」の出展で、上海からお見えの大阪市職員、難波っ子の的場さんです。

的場さんの故郷の大阪で開かれる今回のG20サミット(6月28日~29日)には、37の国や国際機関の首脳や代表者が参加。開催期間中には、各国首脳や政府関係者、海外プレスなど約3万人が訪れると予測されています。

ところで、大阪と言いますと、G20サミットに続いて、この9月にはラグビーワールドカップ、2025年には大阪・関西万博も予定されています。しばらくはビッグプロジェクトが相次いで開かれる町として、まさに現在、自らの魅力を世界に向かって大々的に発信する時期を迎えたとも言えます。

こうしたことを背景に、一体中国では大阪がどのように語られ、見られ、伝えられているのか。そして、大阪と中国各地との交流の現状などをめぐり、的場所長と一緒に伝えてまいります。

2019年6月20日撮影、BITEに出展したクレア北京事務所のブース

◆的場所長のインタビューからの抜粋◆

――的場所長、大阪は上海をはじめ、中国の多くの地方と友好交流関係を結んでいると聞いていますが…

大阪市は1974年に、上海と友好都市提携を結び、今年で45周年の節目を迎えました。その後、1981年に上海港と友好港提携、1995年に上海とビジネスパートナー都市提携もしました。これを背景に1996年に大阪市上海事務所が開設されました。現在は、両都市は代表団の相互訪問や経済、観光、港湾、都市建設、動物園、大学など幅広い分野で交流が実施されています。実は、今年も引き続き開催される予定の「第2回中国国際輸入博覧会」では、こちらも45周年記念事業の一環ですが、去年に続いて、医療機器・医療保健分野に大阪市ブースを出展する予定です。

上海市とだけではなく、1988年と2004年には天津市と香港とそれぞれビジネスパートナー都市を締結し、2010年には、深せん市と「友好的協力と交流に関する覚書締結(経済、環境、観光、科学技術、教育、文化スポーツ)」、同年、南京市とも「交流促進に関する覚書締結(青少年、経済産業、観光、科学技術、環境保全)」に調印されました。直近では、今年、大連市と「友好協力関係構築に関する覚書(経済貿易、産業)」も新たに締結されました。

――昔から商業やモノづくりが大変盛んな大阪ですが、中国とのビジネス往来の状況は?

大阪市では大阪府、大阪商工会議所の3者共同で大阪外国企業誘致センター(O-BIC)を設置して外国企業の誘致に取り組んでいます。2001年の設置以来、2018年までの18年間で548件の大阪への誘致を実現しました。その内、中国企業が224件と全体の4割を占めています。進出企業の特徴としては、当初は旅行業や商品の買い付け拠点などのインバウンド関連企業が4割以上を占めていましたが、昨年は日本の企業や消費者を対象としたサービス業の進出も増加しています。

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