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中国との友好提携から36年目~長野県上海事務所・滝澤俊さんに聞く

CRIPublished: 2019-02-26 18:37:00
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聞き手:王小燕、朱丹陽

「日本の自治体職員在中国加油!」シリーズ67回の放送を迎えました。ゲストは、長野県上海事務所の滝澤俊首席代表です。

最近は、冬になると、中国からのスキー客を引き付けてやまない県として知られる長野。実は、これまでの40年余り、映画、ドラマ、工業製品、スキー・農業交流などを通して、中国人の暮らしにしっかりとしたマークを残している県でもあるのです。また、「長野県日中友好協会」や「長野県北京放送を聞く会」に代表され、中日友好運動にも大変熱心な県として知られています。

今回は2013~2015年にかけて、CRIから派遣された中国語講師として長野孔子学堂に滞在していた朱丹陽アナに加わってもらい、中国では気づかれたりしないものの、人々のイメージの奥深くに眠っている「長野」を掘り下げてみます。中国には、隠れた「長野ファン」がどれだけ多いのかがお分かりいただけます。中でも、朱アナは「心を強く打たれた」というスポーツ交流史の貴重な一ページについて、長野での取材を交えて紹介します。それは、1980年米レークプラシッドで行われた冬季オリンピックへの中国代表の出場をめぐり、長野スキー連盟から多大なる支援を受けたという話です。

ところで、今回のメインゲストの滝澤首席代表は1987年、長野市の生まれ。5歳からスキーをはじめ、大学では本格的にスキーの練習をはじめ、大学代表として全国大会に出場した経験もあります。2年前に、「長野代表」として中国で頑張っている滝澤さんには、長野と中国との交流の現場で起きていることを紹介していただきます。

今回の番組は、滝澤さん、朱アナ、そして、日本語放送のスタッフたちの語る長野イメージと共に、お聞きいただきます。写真は劉非アナが実体験してきた信州名物「おやき」の発祥の地・小川村です。

――まずは滝澤首席代表が率いる長野県上海事務所の概要を紹介してください。

はい。設立が1995年。現在、駐在員は私1名と中国人スタッフ1名で頑張っています。長野は製造業が盛んです。たくさんの長野県関係の企業が中国に進出していますので、企業の販路拡大のお手伝いや、最近は中国から長野県にたくさん来ていただきたく、観光のPRが主な業務です。

――長野県は、中日友好運動が大変熱心な土地柄で、古くから中国の河北省と友好提携をしていると聞いています。

はい。1983年に、河北省と友好提携協定を結びました。友好提携35周年の節目にあたる2018年、許勤河北省長が長野県を訪問されました。このような周年行事に関する相互訪問が、友好提携協定締結から既に8回実施してきました。また、「冬季スポーツ」、「医療・介護」、「環境」の各分野について、個別の覚書を締結しているほか、冬季オリンピック開催に係る協力体制について共同宣言を発表しています。

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