【CRI時評】リオから再出発 中国は引き続き世界の共同発展に尽力
ここ数日、G20リオデジャネイロ・サミットが全世界の注目の的となった。「共に発展する公正な世界を構築する」「手を携えて公正で合理的なグローバルガバナンスシステムを構築する」。中国の習近平国家主席はサミットで、各国の共同発展を促す重要な主張をし、中国の経済、金融、貿易、デジタル、エコ環境などの分野に対するグローバルガバナンス理念を全面的に詳述した。
皆が共に発展することこそが真の発展だ。共に発展する公正な世界を構築するため、中国は一貫して、発展を国際経済貿易議題の中心に据えることに尽力してきた。習主席はサミットで、貿易と投資、エコ文明、国際経済協力環境、多国間主義の堅持を網羅する四つの提言も行った。これは「世界の繁栄と安定が、貧しい者がより貧しく、富める者がより富むことによって築かれることはあり得ない。各国はより包摂的で、よりあまねく恩恵を及ぼす、より強靭(きょうじん)性のあるグローバル発展を後押ししなければならない」という中国の一貫した立場・主張を反映している。
中国はまた、「手を携えて質の高い『一帯一路』を共同建設する」「貧困削減、食糧安全保障、デジタル経済などの分野で実務協力を深める」「アフリカの発展を支援する」「後発開発途上国に対する片務的開放を拡大する」などを含む「グローバル発展支援8行動」も発表した。さらに、G20議長国ブラジルの提唱で発足した「飢餓・貧困と闘う世界同盟」への加入も決定した。これらは、中国がグローバルサウスの発展を支援する行動派と実務家であるとともに、貧困を過去のものとし美しいビジョンを現実のものとすべく各国と努力していることを十分に物語る。
共同発展の実現にはグローバルガバナンスの完備が欠かせない。中国はサミットで、経済、金融、貿易、デジタル、エコ環境などの分野でのガバナンスを巡り具体的な主張をし、協力型・安定型・開放型・革新型・環境配慮型の世界経済の構築を強調し、「グローバル経済パートナーシップの強化に尽力しなければならない」と強調した。
現代化の道においては一人たりとも欠けてはならず、一国たりとも落後してはならない。G20はリオから再出発して、グローバルガバナンスの完備と歴史の進歩の推進における力であり続けなければならない。中国はその重要な一員として引き続き、平等で秩序ある世界の多極化とあまねく恩恵を及ぼす包摂的な経済のグローバル化を促し、共同発展実現とグローバルガバナンス完備の過程で「中国の力」を捧げていく。