中国の国連次席大使 米国による中国へのいわれのない非難を反論
中国の耿爽国連次席大使は現地時間10月31日、ウクライナへの武器供与問題を審議する国連安全保障理事会の会合での発言で、中国の後に発言する予定の米国のウッド国連次席大使が中国を中傷し侮辱する発言をする可能性があると判断し、先手を打って批判しました。実際に、ウッド次席大使はその後の発言で、中国にいわれのない非難を浴びせました。耿次席大使は改めて反論しました。
耿次席大使は、「欧州で安全保障上の矛盾を絶えず激化させ、信頼のマイナス状態を拡大し、分裂と対決を作り出しているのはまさに米国だ。ウクライナの戦場に武器を絶えず運び込み、機会を利用してロシアを弱体化させて敗北させると公然と言いふらし、自らの地政学的戦略を露骨に推進しているのはまさに米国だ。中国の平和努力に何度も泥を塗り、中国とロシアの足かせをつけ、中国と欧州の関係を挑発し、陣営の対立を意図的に作り出しているのは、まさに米国だ」と指摘しました。
耿次席大使はまた、「米国には、不安を売り、敵を作り、対抗を挑発すれば、世界に紛争と混乱をもたらすだけでなく、結局は米国自身を傷つけることになると、中国として忠告する。中国はロシア・ウクライナ衝突のいずれの一方にも武器を提供しておらず、軍民両用物質も一貫して厳格に管理制限している。中国の企業はWTOの規則と市場原理に基づきロシアとウクライナを含む世界各国と正常な経済と貿易の協力を展開している」と述べました。