習主席 第16回BRICS首脳会議で重要談話
第16回BRICS首脳会議が現地時間23日午前、ロシアのカザンコンベンションセンターで開催されました。ロシアのプーチン大統領が会議を主宰しました。中国の習近平国家主席、ブラジルのルラ大統領(リモートで出席)、エジプトのシシ大統領、エチオピアのアビー首相、インドのモディ首相、イランのペゼシュキアン大統領、南アフリカのラマポーザ大統領、アラブ首長国連邦のムハンマド大統領らが出席しました。
習主席はまず小規模会合に出席しました。
習主席は新メンバーのBRICSファミリーへの加盟や複数の国がBRICSパートナー国として招かれたことに歓迎の意を示し、「メンバー拡大はBRICSの発展史上における重要な一里塚であり、国際情勢の変化における象徴的な出来事だ」と指摘しました。また、「BRICS諸国が集まったのは、共通の追求に基づき、世界の平和と発展の大勢に順応したものである。現在、世界では百年未曾有の変革が急速に進展しており、多極化という新しい局面もあれば、『新冷戦』という危機的情勢もある。BRICS諸国は歴史的なチャンスをつかみ、共通の価値観をさらに凝集させて共通の利益を守り、BRICSを『グローバルサウス』の団結・協力の主要なルート、改革の先鋒的な力にしていかなければならない」と指摘しました。
さらに、「世界が動揺すればするほど、われわれは平和、発展、協力、ウィンウィンの旗を高く掲げ、BRICSの力を示さなければならない。平和の声を発し、対話であって対抗ではなく、友好であって同盟ではない新しい安全保障を提唱しなければならない。共同発展の道を模索し、包括的で寛容な経済グローバル化を提唱し、共同発展の大道を堅持しなければならない。農業、エネルギー、鉱物資源、経済貿易などの伝統的分野の協力を深化させ、グリーン・低炭素、人工知能などの新興分野の協力を拡大し、貿易・投資と金融の安全を守らなければならない」と強調しました。
その後、習主席は大規模会合に出席し、BRICSの未来の発展について重要な意見を述べ、平和なBRICS、イノベーションのBRICS、グリーンのBRICS、公正なBRICS、人的と文化のBRICSを建設しようという5点提案しました。