国台弁「頼清徳氏の言説は台湾海峡の平和と安定を深刻に破壊」
国務院台湾事務弁公室(国台弁)の陳斌華報道官は10日、頼清徳氏が台北市内で同日に行われたいわゆる「双十節」の式典での演説について、「頼清徳氏は頑なに『台湾独立』の立場を堅持し、(台湾海峡)両岸の緊張を故意に高め、台湾海峡の平和と安定を深刻に破壊した」と述べました。
陳報道官は、「頼氏は国家分裂のための根拠を腐心してかき集め、その『台湾独立』の主張を強引に植え付けた。『民主で権威に対抗する』という古い論調を繰り返し、いわゆる『民主と自由』を掲げながら、引き続き『外国に頼って独立を図る』『武力で独立を企てる』ことを企図し、台湾を『台湾独立』の軍事車両に縛り付けようとしている。『独立』を企てる挑発行為は台湾海峡の平和と安定を脅かす根源であり、台湾の民衆に災難をもたらすことになる」と指摘しました。
陳報道官はまた、「台湾の前途は国家統一にあり、台湾同胞の幸せは民族復興にかかっている。頼清徳氏が何を言おうとも、台湾が中国の一部であるという法的地位と、海峡両岸が同じ中国に属する事実と現状を変えることはできない。われわれには祖国の完全な統一を実現する自信と能力がある。いかなる者も、いかなる勢力も、民族復興と国家統一という歴史の大勢を阻むことはできない」と強調した上で、一つの中国原則と「92年コンセンサス」を堅持し、両岸の融合と発展を深め続け、祖国の統一を揺らぐことなく進めていく決意を示しました。