アジア太平洋で陣営対立を挑発する「小グループ」は不要=外交部
外交部の林剣報道官は8日の定例記者会見で、フィリピンと日本が相手の領土への軍派遣などを認める「円滑化協定(RAA)」に署名したことについて、「アジア太平洋地域に軍事グループは必要ない。陣営の対立を挑発し、新たな冷戦を鼓舞する『小グループ』が必要でないことは、なおさらだ」と述べました。
林報道官は、「国と国の間の交流や協力は地域内の国家間の相互理解と信頼を損ねてはならず、地域の平和と安定を破壊してはならず、第三者を標的にしたり、第三者の利益を損ねたりしてはならない。この地域の平和と安定を損ね、この地域の団結と協力を破壊するいかなる行為も、この地域内の人々の警戒と共同の反対を招く」と述べました。
また、林報道官は、「日本は第二次世界大戦の際に、フィリピンを含む東南アジア諸国を侵略し、植民地として支配した、重大な歴史的な罪を負っている。日本は侵略の歴史を真剣に反省し、軍事安全保障の分野で言動を慎重にすべきだ」と述べました。