「2023・中国欧州人権シンポジウム」がローマで開催
「2023・中国欧州人権シンポジウム」が20日、イタリアの首都ローマで開催されました。今回のシンポジウムは「現代化と人権文明の多様性」に焦点が当てられています。
中国人権研究会のペマ・ティンレー(白瑪赤林、チベット族)会長はあいさつに立ち、世界は豊富多彩であり、多様性こそが人類文明の魅力であると指摘し、各国は団結し協力する中で世界の人権ガバナンスが正しく発展するよう推進し、現代化のプロセスにおいてすべての人の全面的な自由の発展を促進し、交流と相互の学び合いの中で人権文明の多様性を促し、現在の国際人権分野にある問題と課題に対応するために解決の道を模索しなければならないと強調しました。
イタリア・ローマ・ラ・サピエンツァ大学法学部のオリビエロ・ディリベルト(Oliviero Diliberto)学部長は、法に基づいて国を治め、法治国家を建設することが中国の基本的な方略になっているとし、『中華人民共和国国民法典』が専門の章を設けて人格権について規定していることは重大な革新であるとの考えを示しました。
イギリス議会のニール・デビッドソン上院議員は、各国は長期的な発展を経て自国の歴史、制度、伝統、生活様式、哲学理念を形成するとして、私たちは互いの価値を認め合ったうえで、相互尊重する姿勢で人権問題について交流し議論しなければならないと語りました。