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外交部ザポリージャ原発の重大事故回避を呼びかける

CRIPublished: 2023-06-02 18:28:49
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外交部の毛寧報道官は2日の定例記者会見で、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長のウクライナ・ザポリージャ原子力発電所の情勢に関する発言に言及し、当事者は人道主義の精神と科学的な理性を堅持し、意思疎通と協力を保ちながら、原子力安全条約などの国際法を厳守し、原発施設に危険を及ぼすようないかなる行為も回避して、重大事故の発生を防ぐために最善を尽くすよう呼びかけました。

IAEAのグロッシ事務局長は5月30日、「ザポリージャ原発をめぐる状況は極めて不安定で危険だ」と述べ、ロシアとウクライナの双方に、IAEAが提示した原発保護の「五つの原則」を順守するよう呼びかけました。

毛報道官はこれについて、「ウクライナ危機が続くことは、ウクライナにある原発の安全確保に深刻な課題を突きつけている」と懸念を示した後、中国がこの問題を非常に重視しており、今年2月に「ウクライナ危機の政治的解決における中国の立場」を発表し、原発の安全確保の呼びかけや、原発を含む原子力の平和利用関連施設への武力行使に対する反対などの内容を特に盛り込んでいることを強調しました。

さらに、「ザポリージャ原発の安全確保問題はウクライナ危機の一側面に過ぎず、その最終的な解決は、ウクライナ危機の政治的解決の見通し次第である。各当事者は、大局的な平和と共通の安全に着眼し、歩み寄って、対話の再開や原発の安全保障を含む関連問題の適切な解決に向けて有利な条件を作ってほしい」と呼びかけました。

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