外交部「中国は中東問題の信頼しうる良き仲介者」
外交部の汪文斌報道官は15日の定例記者会見で、「中東は世界的にも注目を集める問題が最も集中する地域である。中国は中東諸国の良き友人であり、域内で私利はなく、小さなサークルも作っておらず、問題の政治的解決に力を入れている。中国は常に信頼に値する、善意ある仲介者である」と述べました。
サウジアラビアとイランは先ごろ、中国の仲介の下、北京で対話を行って外交関係を正常化させることで合意しました。また、中国政府中東問題特使である翟隽（てき・しゅん）大使は近日、パレスチナとイスラエルの間を行き来し、双方の問題解決の推進に努めていくということです。
中東問題の解決を推進する上での中国の役割について、汪報道官は、「中国はこれまで通り大国としての責任を果たし、正義を守り、物事の是非を裁断し、中東諸国が対話と協議を通じて、自主的に地域の実情に合った解決策を模索することを支持する。事案ごとに是々非々でとらえ、自らの政策的立場を決めている」との考えを示しました。