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赤子情懐——習近平氏と父親の物語

CRIPublished: 2022-05-24 14:45:39
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「父がこつこつと中国人民のために尽くす姿は、生涯を人民に奉仕する事業に全力を注ぎ込む上で、励ましとなった」。習近平国家主席は、父親の習仲勲氏について、長寿を祝う手紙の中でこうつづっています。

習近平氏は「父から受け継ぎたい、吸収したい尊い品性がたくさんある」と述べています。その一つが「赤子情懐(祖国に忠実な人の心中にある祖国を愛する気持ち)」です。

「私は農民の子だ」

習仲勲氏は「民衆の中から選出された民衆の指導者」です。よく「自分は農民の子だ」と言い、常に自らを労働者の一員としていました。

△習仲勲氏1946年に中国・陝北で撮影

習仲勲氏は、20歳に満たないうちに中国北西部にある陝甘辺根拠地の創設に身を投じました。陝甘辺根拠地の創設を巡る闘争の中で党と民衆の間に築き上げられた固い絆を振り返り、「民衆の支持なくして、われわれの全てはない」と述べています。

習仲勲氏が当時、陜甘辺根拠地で執務していた場所は毎日、人で埋め尽くされていました。最も気心の知れた友人と見なされていたからです。

△陝西省甘辺根拠地にある習仲勲氏旧居の庭

習近平氏は「父方の祖父は農民で、父は農民から革命の道を歩んだ。私自身も7年間、農民として働いていた」と話しました。農家出身という素朴な感情はずっと心に刻み込まれています。

1969年、当時16歳に満たなかった習近平氏は、知識青年として、北京から陝西省の梁家河村に赴きました。陝西北部で知識青年や農民として過ごした2400日余り、黄土高原の村人らと共に食べ、暮らし、働きました。

習近平氏は「お腹がすいたら村人らがご飯を作って食べさせてくれた。服が汚れたら洗ってくれた。ズボンが破れたら縫ってくれた。彼らは私心なく私を助け、守ってくれた。特にその純粋で素朴な人柄から良い影響を受けた」と振り返りました。

習近平氏は梁家河で、地元の住民と深い絆で結ばれただけでなく、中国の農村とは何か、庶民の喜怒哀楽とは何か、中国の基本的な国情とは何かを深く理解しました。

「人民を真に念頭に置く」

2021年9月、陝西省楡林市を視察した習近平氏は、習仲勲氏が務めていた中国共産党綏徳地区委員会の跡地を訪れました。

△中国共産党綏徳地区委員会の跡地を視察する習近平氏

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