2024年度「中日友好成人式」が北京で開催
中国と日本の学生による「中日友好成人式」が17日、北京にある日本大使館で開催されました。北京在住の両国の新成人の門出が祝われました。
「花ひらく~ただ一つの花束を~」をテーマとする今回の成人式には、日本と中国の新成人約150人が参加しました。会場には、振り袖を着た中国人学生や、チャイナドレスや近年流行している漢服を着た日本人学生もいるなど、互いの文化を尊重するそれぞれの思いが華やかな姿に表れていました。
金杉憲治大使と新成人の代表による鏡開き
式典では、特別ゲストとして建築家の青山周平さんとスノーボードコーチの佐藤康弘さんによる講演が行われたほか、中日友好と成人を祝う恒例の鏡開きや書き初めなども行われました。
日本大使館の金杉憲治大使は祝辞で、「日中関係の未来を担う新成人の皆さんが集い、同じ時間を過ごしていることが、両国の関係を一層深める新たな一歩となることを期待する」とし、「成人式で同じ時間を過ごすのは何かの縁なので、この縁を利用して日中の懸け橋になってほしい」と若い世代の交流に期待を示しました。
新成人代表としてあいさつした中央美術学院の平林由佳さん
日本側の新成人代表としてあいさつした中央美術学院に留学中の平林由佳さんは「日中の文化交流に積極的に参加し、両国の懸け橋となることを目指したい」と表明しました。
北京林業大学3年生の李子航さん