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杭州アジア大会注目の陸上選手 天真爛漫な学生アスリート400mH山本亜美

CRIPublished: 2023-09-10 12:23:21
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9月23日に杭州で開催されるアジア競技大会。陸上競技は29日に幕が開く。このシリーズでは筆者が注目する陸上選手をご紹介。まずは、400mH(ハードル)の山本亜美。

山本は現在立命館大学の3年生で、学生アスリートだ。山本は今年、自己ベストで日本選手権3連覇を成し遂げ、アジア選手権の日本代表に。また、成都で開催された第31回FISUワールドユニバーシティゲームズにも出場。その流れに乗り、ブダペスト世界陸上にも出場した、今のりに乗っている選手だ。

オンラインで取材に応じてくれた山本は、まだあどけなさが残り「かわいらしい」という言葉がよく似合う21歳。ゆったりとした部屋着を着て、天真爛漫に話してくれた。

取材に答える山本亜美

1位になれることが楽しい

そんな山本が取り組む400mH「よんパー」とは、400mを走りながら10台のハードルを飛び越える競技だ。その魅力と、陸上の面白さはどこなのかと聞いたところ、山本らしい答えが返ってきた。

「400mでは世界で勝負できませんが、障害があるだけで、技術で補うことができて、海外の選手とも戦いやすくなります。ハードルを飛ぶときは怖いという気持ちもありますが、練習で自信を付けています。陸上の楽しさは1位になれることで、1位になれるなら100mでも200mでもいいんです。でも、私にはよんパーしかありません」

ハードルを飛び越える山本

中国は陸上が強い

注目している中国の選手や中国の選手の印象について聞いてみた。

「中国の選手どころか世界の選手、日本の選手のことも全然分からないんです。でも、成都ユニバで、中国の選手は体格的には日本人と似ているのに『速い』と思いました。中国は陸上が強いというイメージです」

天真爛漫さが現れる回答だが、多くの勝ちを経験した山本にとっては、まさに「独走的」に他の選手を気にしないところもその強さの秘訣なのかもしれない。アジア大会では中国の選手も意識してみるとのこと。

学業はやらないといけないこと

中国の学生アスリートが運動中心なのとは違い、日本の学生アスリートは練習や試合以外に、たくさんのレポートや課題にも追われている。学業との両立について聞いてみた。

「学校が始まってからの遠征にはパソコンを持って行って、移動中などに課題を仕上げています。でもそれはやらなければならないことだと思っています」

この期間、健康運動指導士の資格を取るために、インターンにも通い、その間は一人で練習をこなす日々も続いたという。日本の学生アスリートは忙しい。

本場の麻婆豆腐が食べたい!

7月、成都ユニバの選手村は成都大学のキャンパス内にあったという。そこでの印象や、杭州で期待していることも語ってくれた。

「成都大学はバスがキャンパスを行きかうような広さで、テーマパークみたいに楽しかったです。中国は想像よりきれいだったし、みんな手厚く迎えてくれました。成都では外に出かけることができなかったので、杭州ではローカルな場所にも出かけて、本場のおいしい麻婆豆腐が食べたいです!」

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